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ウーパールーパーの繁殖時期や繁殖方法。オスとメスの交尾の仕方、産卵中、産卵後の注意事項

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産卵時期

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●ウーパールーパーの成長日記
●ウーパールーパーの繁殖方法
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産卵時期について
ウーパールーパーの繁殖を始める時期は、おおよそ11~4月頃になります。飼育されている地域、飼育環境により違います。特に北海道や東北地方など季節的に早く秋、冬が訪れる地域では11、12月から産卵を開始し、温かい地域では産卵が遅く始まる傾向にあります。11~4月頃だけでなく、稀に11、5~10月にも産卵します。設備の整った研究所内では一年中いつでも繁殖することができます。逆に自然界(本来の生息地)では産卵期間は2月が産卵のピークで産卵期間も短いです。
アメリカ 某大学の研究所では、産卵を促すために日照時間の調整して観察しました。オスとメスは、数週間にわたって減少する日照時間の中で飼育された後に、今度は日照時間を増やし繁殖を成功させました。産卵数も日照時間によって変化します。日照時間を短くすると、産卵数が減ります。その後数週間かけて徐々に日照時間を長くすると、産卵数は再び増加します。研究室では毎日、日照時間を約14時間に増やして産卵させていたところもあります。

繁殖・産卵には体力が必要になりますので、成長と栄養に心がけた餌やりが大切になります。産卵頻度、産卵数の多い飼育者様に餌の種類を尋ねますと「冷凍赤虫」+「固形エサ」が圧倒時に多いです。参考までに・・・。固形エサは、「おとひめ」か「キャット」のどちらかでした。

ウーパールーパーは冬の低水温を経験し、水温が上がり始めた時期に産卵します。(低水温とは、このサイトでは10度以下で30日ぐらいの飼育期間を指します)ウーパールーパーのメスは年に数回繁殖する可能性です。個体により産卵回数は違いますが毎年メス1匹につき1~3回程産、1回につき100~600個を産卵します。1年で4回以上産卵することは稀で、通常は1,2回産卵します。1回目の産卵後もすぐに体は次の産卵に備えるために新しい卵を産生しようとします。繁殖したばかりのメスは、体の回復するために少なくとも1ヵ月、できれば2、3ヵ月間はオスから遠ざけることをお勧めします。

自然に産卵もしますが、産卵させやすくする方法もあります
求愛行動を引き起こすために温度の突然の変化させる方法です。
まずは、繁殖準備の前にオスとメスを別々の容器に飼育していた後一緒にさせ、水温を7~10度で1ヶ月ほど過ごさせ、2週間程かけて水温を徐々に上げいき、16度ほどに保ちます。この2週間の間で水換えを頻繁に行う方法です。水温と水質が変われば季節の変化と思い産卵するのだと思います。
他にも複数の繁殖させやすい方法があります。どの方法も飼育環境を変化させ、それを季節の変化とウーパールーパーに思わせることが重要です。下のQ&Aで詳しく追記しておきます。
※過熱を防ぐため、ウーパールーパーは肌が弱いため、直射日光が当たる場所では絶対に飼育しないでください。


21cmのオス(画像下)とメス(画像上)
オスの方が細長く、メスの方が横幅が広いです。産卵可能な成熟したオスは、生殖器のあたりが大きく膨らみます、精包作るためです。メスは横幅が広く、見た目で卵を持っていることがわかるようになります。

繁殖はまず、メスがオスを刺激して始まります。上に乗ったり、下に潜ったり、オスを突っついたりなどの刺激を与えます。オスはこの時に精包を複数だし、それをメスが体内に受け入れます。そして、水草などに産卵します。必ず産卵させるための足場が必要になります。

産卵場所は、水草や枝、隠れ場所となる流木などさまざまです。水草のアナカリスを進めしますが、100円ショップで販売しているような、柔らかいディスプレイでも大丈夫です。

メスの産卵をオスや他の生物に邪魔されないように他の容器にメスを移動させることもよい方法です。オスは卵を食べることも多々あります。
まずメスを移動させた飼育容器の水深を30cmにし、アナカリスなどの水草、もしくは、毛糸などを多めに入れ、飼育容器をタオルで覆ってください。もしも、メスが順調に交尾し終わっていれば、翌朝までに、産卵を確認することができます。 通常、メスは交尾後12〜20時間で産卵を開始します。ほとんどの場合は交尾から産卵開始まで数日待つことはありません。産卵が始まらない場合はうまく交尾していないことが考えられます。産卵が開始するとメスは1〜2日(稀に3日間)水面に漂い、水中に潜る時間が短くなります。メスは卵を卵塊に重ねて産むことは決してありません、快適に産卵できるように広いスペースも必要です。
産卵は1日だけ終わるわけではなく、2、3日かかることも珍しくありません。産卵数は体の大きさ、年齢、産卵経験などにより変わります。50個の時もあれば、500個の時もあります。特に初産やその時期の初産卵は無精卵も多く、ふ化数が少ない傾向にあります。逆にメスの年齢が2、3歳で、産卵をすでに経験したメスの卵はふ化率が高い傾向にあります。卵の核が大きく、ふ化する稚魚も12mmほどと大きいです。逆に初産や成熟していないメスが産卵すると卵の核が通常取り小さく、ふ化する稚魚も5~7mmほどとだいぶ小さいです。完全に成熟した大きくて健康なオス、大きくて健康なメスから良い卵が産まれ、元気な幼生がふ化します。

Q:ウーパールーパーは、1年で何回繁殖しますか
メス1匹につき多くの方が1、2回程度です。全く産卵しないウーパールーパーも中にはいると思います。すべてのウーパールーパーが毎年繁殖することはないと思います。
飼育環境が整っていて上手に飼育している方は、1年で3、4回産卵しています。餌は特別な物を与えているわけでもなく、また、普通に飼育していらっしゃる方が多いです。

Q:ウーパールーパーは夏や秋にも産卵しますか
通常の飼育方法では夏や秋には産卵しないと思います(北海道の飼育者様からは産卵の報告はありました)、たまに、産卵することもあるようですが、ふ化しなかったり、弱かったりして、うまく育たないようです。
しっかり冬を経験させて、春頃に繁殖させることをおすすめします。

Q:ホルモン剤で産卵させることは可能ですか
ホルモン剤とは、人間が不妊治療に使用する排卵誘発剤のことです。以前はホルモン剤が手に入りましたが、今現在は薬事法の関係でホルモン剤を手に入れることはかなり厳しくなりました。研究所では、ホルモン剤が手に入るので実験的に使用しているところもあります。ホルモン剤を使用して、環境を整えれば夏でも秋でも産卵します。

Q:産卵時期がずれた時の注意点は?
多くのウーパールーパーは、2~4月に産卵します。この時期に産卵すると卵の管理、ふ化した後の幼生の管理がとても簡単です。卵は10~18℃で管理、幼生も同様に10~18℃で管理でき、卵にとっても、幼生にとっても成長しやすい環境です。しかし、時期がずれた産卵は卵の管理や幼生の管理が大変です。
時期が早く11月頃に産卵した場合は、これから冬になり、水温が下がりますので、卵と幼生に加温が必要になります。加温をするためにはヒーターやサーモスタット、そして、水を循環させるためにエアーレーションも必要になります。エアーレーションが強いと卵は刺激で未熟でふ化してしまったり、また、幼生はその水流でストレス状態に陥り、ガスがたまってしまったり、死んでしまったりします。
時期が遅く6月頃に産卵した場合は、これから夏になり、水温が上がりますので、卵と幼生に冷却が必要になります。冷却するためには水槽用クーラーや水中ポンプが必要になります。水中ポンプから出る水流で卵は刺激され、未熟な状態ででふ化してしまったり、また、幼生はその水流でストレス状態に陥り、冬と同様にガスがたまってしまったり、死んでしまったりします。夏場は特に管理が大変で、卵は水温22度以下(18度がベスト)、幼生は20度以下で飼育する必要があります。

Q:ウーパールーパーの繁殖がうまくいきません、良い方法を教えてください
繁殖は簡単です、産卵時期(11~4月)が来れば繁殖します。繁殖しない場合は、秋や冬の時期にヒーターをつけて水温が一定のため、交尾繁殖の体型にならなかったり、オスとメスのサイズにあまりに違っていたりなどいろいろな原因があります。ウーパールーパーには相性や慣れ合いもあるので、パートナーを変えてペアリングさせたり、別々の飼育容器でオスメス離して長期間飼育した後、再度一緒に飼育する方法もあります。
環境を変えてあげることが一番だと思います。上にも書きましたが繁殖で必要なのは飼育容器内の環境の変化です、環境が変わり、春だと感じたら、繁殖します。
水槽で飼育している方はよく繁殖している気がします。日光(直射日光は避けてください)が入りやすく、朝、夕を感じているのかもしれません。
特に飼育している”水”が重要になります、水温を上昇させたり、下降させたり、水質(硬度、PH)などを変えたり、水換えを頻繁に行うなど、環境を変えてあげることが一番です。

Q:卵を管理する温度は?
産まれたばかりの卵は約10℃未満の水温では損傷を受ける可能性がありますので、12~18度前後をお勧めします。22度でもふ化しますが、弱い幼生は22度では死んでしまうこともありますので注意が必要です。23、24度以上の水温では卵が損傷を受ける可能性があります。産まれて変化した後の卵は、約10℃未満の水温でも損傷を受ける可能性は大幅に減り、無事ふ化できます。

Q:ウーパールーパーの卵が多すぎます
こちらでは、余った卵をお買取しております。卵だけでなく、幼生もお買取しております。
多くの方が、繁殖して困っています。卵が多いため10~20個ぐらい手元に残して、こちらへご郵送、お買取させていただく場合が多いです。詳しくはお問い合わせください。
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こちらでも繁殖に関してわからないことが多いです。
ウーパールーパーについて
 原産地のメキシコでは、野生種の乱獲と水質汚染のため希少種となってしまい、近年、ワシントン条約によって輸出が禁じられているぐらい減少しています。日本国内で入手可能なものはすべて日本で繁殖させた個体です。種類はアルビノだけでなく、今では、黄色っぽい「ゴールデン」、野生種本来の色である斑の入った「マーブル」、黒い「ブラック」、アルビノに黒目のリューシーが知られています。飼育方法は比較的簡単で、夏場の水温に注意すればどなたにでも飼育することができます。また、生命力は強く、手、足、ヒレ、尾などが欠損しても直ぐに再生します。そして、寿命も長く5年ほど飼育可能です。成長スピードは、エサや飼育環境にもよりますが、通常は約1年で20cmを越え、繁殖可能な個体へとなります。最大で30cmぐらいになり、それ以上大きくなることは稀です。
産卵時期  オスメス判断 サイズ
産卵 産卵可能状態 産卵後
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