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ウーパールーパー 飼い方(水槽や餌など)、飼育方法、成長日記など

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ウーパールーパーの飼育方法company

ウーパールーパー飼育方法

●ウーパールーパーの飼育方法
●ウーパールーパーの飼育に用意するもの
●ウーパールーパーの飼育に不用なもの
●ウーパールーパーの餌
●ウーパールーパーの成長日記
●ウーパールーパーの繁殖方法
●ウーパールーパーのケガ・病気
ウーパールーパーとは?●日々のブログ
メキシコ原産の両生類でサンショウウオの仲間です。このウーパールーパーの名は日本に持ち込まれたときにつけられました。アホロートルという別名もありますが、日本での正式名称はメキシコサラマンダーです。
メキシコでは乱獲と水質汚染のため希少種となってしまい、ワシントン条約によって輸出が禁じられています。現在、日本国内で流通しているものは繁殖させた種です。寿命は5~7年ぐらいと長いです。
ウーパールーパーの飼育方法(飼い方)
水について
水はカルキ抜きなどを使用せずに、1~2日汲み置きした水道水、井戸水を使用してください。水換えの場合も同様の水を使用してください。この時に水温の急激な変化が起きない様に、飼育容器と汲み置きした水を同じ場所に置いておくと大変便利です。

ウーパールーパーは丈夫なため、水質についてあまり気を使う必要はありませんが、汚れた水は外鰓や皮膚に水カビを発生させる原因にもなりますので、週1回程全部の水換えをお勧めしています。また、この時に飼育容器内をスポンジなどで簡単に洗浄すると効果的です。
※水換えは一部だけでなく全換えの方が健康的に育ちます
※ろ過能力、多頭飼育、飼育容器のサイズにより変わります

pHについて
水質はpH中性~弱酸が基本ですが、神経質に気することはありません。日本では水道水、井戸水で問題ありません。

水温について
水温は12~20度が最適ですが、1年を通し7~26度を目標に飼育してください。ウーパールーパーは、高温に弱く、寒さには強い体質があります。水温が27度以下の飼育に心がけてください。水温28度以上では危険水域です。夏場の水温上昇には特に注意が必要になります。

地域(日本国内)や飼育環境により、冷却ファン、冷却クーラーやエアコンが必要となる場合があります。費用をかけないよう、小型扇風機、発泡スチロール、冷凍させたペットボトルで対応できる場合も多々あります。

餌について
餌は、冷凍赤虫や沈下性の固形餌を使用してください。固形餌はウーパールーパー専用のものでなくて構いません。特に食いつきが良いのが、「おとひめ」と「ひかりキャット」になります。「おとひめ」は粒のサイズが多数存在します。餌の粒の大きさはウーパールーパーのサイズに合わせてください。サイズ8~10cm前後ならEP2、EP3、サイズ10~15cm前後ならEP4、サイズ15cm以上でしたらEP5をお勧めします。「おとひめ」には浮遊性と沈下性がありますが、沈下性の「おとひめ」しか食べませんので購入時は注意してください。「ひかりキャット」にも粒の違いがあり、ビック、クレスト、ミニの3サイズになります。コリドラスの沈下性の固形飼料も食べます。どの固形餌もウーパールーパーのサイズに合わせてお選びください。
こちらでも沈下性の「おとひめ」EP2を販売しています。ウーパールーパーやマリモと同梱可能です。
(小魚、メダカやヌマエビなどの生餌が水を汚れにくくて手間はかかりませんが、費用面や寄生虫の心配があります)
必要以上に与えますと、食べかすで水を汚しますので、ピンセット、タモなどで取り除いてください。

底砂について
基本的に不要です。水槽などの飼育容器に、砂や細かい砂利などを敷く場合は、ウーパールーパーが餌と一緒に誤飲することがありますので、砂状の小さな物を使用してください。何も敷かない場合は、底床が不衛生にならないように水換え時に簡単に清掃すると良いです。

多頭、複数飼育について
ウーパールーパーの多頭飼育は、ほとんどの場合問題ありませんが、皮膚が柔らかい上に、外鰓も餌の標的になりますので、適度なスペースは必要です。また、餌の量を程度に調整してください。

ディスプレイ、飾り
飼育容器内で鋭利なもを設置すると皮膚が柔らかいウーパールーパーがケガをすることがあります。上部にライトを設置する場合はストレスにならないものをお勧めします。

全体的なこと
ウーパールーパーの飼育は簡単です。金魚を飼育したことがある方は多いと思います、金魚よりも必要器具が少なくてすみます。

最後に・・・
ウーパールーパーは見た目よりも丈夫なので飼育は簡単です。水温の維持管理が大切です。初期費用もランニングコストも安価なのが魅力のひとつです。
飼育の一番の秘訣は愛情を持って飼育することだと思います、そうすれば、個体の小さな変化にも気がつき、また、飼育環境にも目が行き届くと思います。
必要なものが店頭で販売されていないときは、インターネットで通信販売を利用することをお勧めします。たくさんのものが値段が違いますが、種類も多く販売されています。

ウーパールーパーの飼育容器、水槽についていの質問が多くありますので、実例を書きます。

Q:ウーパールーパーの水換えの量と頻度?
水換えは、カルキ抜きを使用せずに、水槽などの飼育容器近くで1日汲み置きした水を使用します。この時、一部ではなく、全換えをお勧めします。水槽近くで1日汲み置きした水でしたら、水温に差がないため安全です。ウーパールーパーは大食漢なため、熱帯魚よりも水を汚しやすい傾向にあります。水質悪化が水カビ、腹水症やプカプカ病を招きます。
頻度は飼育容器の大きさ、水温や環境によります。汚れてきたと感じましたら水換えをお勧めします。

Q:ウーパールーパーを1つの水槽内で複数飼育することは可能か?
飼育容器にもよりますが、複数飼育が可能です。ウーパールーパーの共食いについて記載されているサイトが多いですが、共食い、噛みつきは餌が不足しているときのみにおき、日常的に起きるわけではありません。特に幼体の時は餌が多く必要で不足しがちな上、手足尾は細く弱いので切断されやすいです。 欠けた場所から水カビが生えて病気になることもあります。噛みつかれて出血している場合は、別容器に塩を0.25~0.50%入れて、単独で塩浴飼育をお勧めします。

噛まれて出血した個体は、再度、他のウーパールーパー達から噛まれることが多くあります。そのため、1箇所だけだった傷が、後日には傷だらけになってしまいます。噛まれた個体を発見しましたら、別容器に移して単独飼育をお勧めします。

一番は餌が不足しない環境をつくることです。
成体になるにつれて、餌が多少不足していても噛みつきは徐々に少なくなります。この時、ウーパールーパーの口の中を見てみるとわかりますが、きちんとした歯が生えていません。その口で噛みつかれても多くの場合が問題ありません。

Q:ウーパールーパーの夏冬対策は?
ウーパールーパーは、もともとメキシコの標高の高い湖に生息していたため、低温には強いですが、高温には弱いです。また、直射日光にも弱く、冬でも直射日光で体調を崩す時があります。1年を通して、直射日光の当たらない日陰での飼育をお勧めします。冬はヒータやサーモスタットで温度を管理しなくても大丈夫です。室内であれば暖かく、氷が張ることは少ないと思います。

問題は夏場の飼育です。暑さ対策は今までいろいろな方から教えていただきました。エアコンで調節。ペットボトルの氷を毎日入れる。水槽用クーラーを設置する。冷蔵庫の野菜室で飼育する。ワインセラーで飼育する。水槽用冷却ファンを取り付ける。小型の扇風機をあてる。水換えを複数回行うなどなどです。こちらではエアコンのクーラーで水温を夏場23℃に下げています。

お勧めの方法はクリップ式の扇風機で水面に送風する方法です。ホームセンターなどの量販店やインターネット通販で販売されています。気化熱で水温を2~3℃下げます。飼育容器やその近くに設置(水面に落ちないように、漏電などの危険がないように設置してください)し、タイマーで管理すれば手間も省けます。

例えば水温が通常29℃まで上昇する日でしたら、扇風機で27℃ぐらい(ギリギリ飼育できる水温)まで下げることが可能です。湿度が100%でしたら水が蒸発せず水温は下がりませんが、湿度が低ければ最大5℃まで下げられるようです。水が蒸発するときに熱を奪う作用で水温を下げます。水は蒸発するため水位が徐々に低くなりますので、足し水が必要です。
 
 それぞれの捕捉説明
下記はそれぞれの捕捉説明をします。こちらでの飼育経験が多く含まれています。飼育のご参考にしてください。

ウーパールーパーは餌が不足すると共食いをします。手足、外鰓に噛みつき、時には欠けが発生したり、出血したりします。(最悪な場合は時には欠けた所からカビが生えたり、外鰓は出血が止まらずに残念な結果になります)そのため狭い容器内では飼育が難しいです。飼育容器内に十分なスペースを取ってください。適切に維持されている飼育容器内では幼体は健康的に成長し、成熟したウーパールーパーは繁殖することができます。

水換えを定期的に行えば、ろ過機は必要ありません。ウーパールーパーの飼育は魚類とは違い、連続的に水を飼育容器内で循環させる必要はありません。逆にろ過機をしようすると水流が起き、ウーパールーパーはストレスに感じます。もしも、ろ過機を使用する場合は、水流が緩やかになるように水の循環速度をできるだけ遅くします。うーパールーパは、泳いで移動することが大変少ないです。飼育容器の底で時間の大部分ほとんど動かずに横たわって過ごします。

呼吸は基本的には外鰓での酸素吸引です。飼育容器内のウーパールーパーを横から観察しますと、数分間のわずかな時間に外鰓が頻繁にゆっくりと動いているのを確認することができます。外鰓を前後に動かすと周囲の水が素早くかき混ぜられ、外鰓の周りに蓄積していた二酸化炭素を水に分散させて、新鮮な酸素を水から取り入れることができます。外鰓がふさふさしているのはこの動作のためです。また、外鰓の呼吸だけでなく、たまに縦に泳いで、水面から口を出して空気を吸い込む動作も見ることができます。それは、ウーパールーパーはずっと幼体の形をしていますが、肺を発達させ、肺呼吸もできるからです。

飼育容器はガラスやアクリル製のものがよく使われます。掃除、手入れが簡単ですので、飼育容器の底は常々清潔に保ってください。底と側面にバクテリアがすみ着き、ウーパールーパーの成長に影響が出る場合もあります。このバクテリアがウーパールーパーの指先と足先にくっついて傷、腐食することがあります。皮膚が感染していますので、塩浴させる必要があります。指先はすぐに再生するので、きれいな飼育容器と水で管理してください。

水温
ウーパールーパーは涼しい温度で成長します。海外の多くの研究所では水温は15~18°C(60~65°F)に保たれています。そして、研究所では絶対に22°C(72°F)を越えることはありません。暖かい水温はウーパールーパーにとって危険です。日本で飼育されているウーパールーパーは、2019年現在27度ぐらいまで耐性ができています。逆に高温に慣れすぎたのか以前までは耐性があった6度に対応できない個体も多く出始めています(2019年現在)。1985年、ウーパールーパーが日本に来た時には水温20度までの飼育でした。現在、アメリカなどから研究用に日本に持ち込まれる個体も、この1985年時と同様の耐性で、22度を越える高水温には耐えられません。
過熱を防ぐために、直射日光が当たる場所には絶対におかないでください。

ウーパールーパーの本来の生息地では、カタツムリ、ワーム、甲殻類など様々な小さな無脊椎動物、この他に小魚と両生類を含む豊富な小さな水生生物を食べていました(1989年)。研究室では幼生はブラインシュリンプと稚魚を食べさせて成長させ、生体は固形エサを与えています。

ウーパールーパーの幼生を飼育している水を換えるために、慎重に飼育容器から幼体を網ですくい、網をひっくり返してきれいな水の中に幼虫を放します。
必要なものが店頭で販売されていないときは、インターネットで通信販売を利用することをお勧めします。たくさんのものが値段が違いますが、種類も多く販売されています。
●ウーパールーパーの飼育方法
●ウーパールーパーの飼育に用意するもの
●ウーパールーパーの飼育に不用なもの
●ウーパールーパーの餌
●ウーパールーパーの成長日記
●ウーパールーパーの繁殖方法
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