2月24日にアンダーソンサラマンダー飼育開始

2月24日午前中にアンダーソンサラマンダーを購入しました。ヤフーオークションでは15000円でも落札できませんでしたが、探せば近所にもっと安く販売しているところが2店舗もありました。その他に全国配送でネット通販をやっているところもあり、オークションよりももっと安く手に入るのに多数の入札があるのが少し不思議に思いました。近所の店舗にも見に行きましたが、ネット通販で1匹9800円で複数購入してみました。オークション金額+その送料を含めれば、私は半額程度で手に入れることができました。業者間ならたぶん3000円程度で取引されているはずですが、私はアンダーソンサラマンダーを販売している問屋さんを知らないので、一般的な価格での購入となりました。まだまだ、たくさんあるようなので、追加で複数購入でる状況です。
アンダーソンサラマンダーは、1984年に、ウーパールーパーの生息しているソチミル湖から300kmほど離れた湖に生息しているようです。ウーパールーパーと比べると頭がでかく、目が飛び出ている感じを受けました。動きや飼育方法はウーパールーパーとほぼ同じだと思います。エサは今は冷凍赤虫を与えています。少し大きくなり、環境に完全になれましたら、固形エサのおとひめを与えようと思います。特段気を使うことなく、ウーパールーパーと同じところに同じような環境で育ててみたいと思います。
サイズや時期が整えば産卵にも挑戦してみようと思います。検索してみると難しいようですが、ウーパールーパーの要領で繁殖できるような気がします。試すとしたら1年後の来年2020年2月頃でしょうか。私1人では力不足なので、他のブリーダーさんと共に協力して繁殖させたいと思っています。

アンダーソンサラマンダーの繁殖には、今現在のところ、日本国内ではうまくいっていないと思います。産卵したけどふ化しなかった、ふ化したけど育たなかったなどの投稿をブログで見ることができます。アンダーソンサラマンダーの繁殖はウーパールーパーに比べて難しいことを意味しています。日本国内に入ってくるアンダーソンサラマンダーも少ないです。どこで見た資料なのか覚えてはおりませんが、年により50匹だったり多くても150匹だったりと全体にだいぶしくない印象です。そのためなのか繁殖の成功例の投稿をまだ見ていません。こちらでもアンダーソンサラマンダーを繁殖してみたいと思っています。なかなか難しいとは思いますが・・・。

深海珍生物のオオグソクムシ

ウーパールーパーとは関係ありませんが、オオグソクムシを入荷しました。オオグソクムシは、深海に住む甲殻類になります。飼育はとても簡単で、人工海水とエアレーションできます。エサもほぼ不要で、数ヶ月与えません、その影響で排せつなどが無いため、海水は汚れずろ過機も不要です。

オオグソクムシはこの頃人気のある深海生物です。この12月の時期から翌年3月末ごろまで販売しています。丈夫な個体ですが、ウーパールーパーと同様に高水温に弱いです。ウーパールーパーは27度まで飼育可能ですが、このオオグソクムシは17、8度が限界です。そのため3月以降の飼育には冷水の設備が必要となります。20度で1,2日でしたら何とか耐えて生きていますが、20度で数日続くと死んでしまうことが多いです。海水+冷水なので設備が整っていないと飼育が難しいです。設備が整っているのでしたら飼育するのは容易です。水槽にサンゴ砂を敷き、ガーネットでも良いと思います。飼育容器内に比重を合わせた人工海水を入れて、エアレーション、ろ過機を入れて飼育します。エサは何でも食べますが、あまり与えなくても大丈夫です。こちらでも2週間に1回程度です。ちなみに後からも記載しますが、ダイオウグソクムシでしたら5年絶食している個体もいるようです。オオグソクムシはそこまでは絶食はできないですが、餌は少量でも大丈夫です。深海の餌の少ない中で生きている、海底の掃除係のような深海生物です。興味のある方は一度お問合せ下さい。3月末ごろまででしたら取り扱いしております。

ダイオウグソクムシとオオグソクムシの違い

ダイオウグソクムシが水族館で有名になった影響でオオグソクムシも注目されるようになりました。有名になった理由は、絶食期間が長いことです。ダイオウグソクムシは、5年以上絶食でも消化器官内は空ではなかったそうです。どうから?栄養を???ダイオウグソクムシは捕獲が難しく、管理も難しいです。その点オオグソクムシは簡単です。(水温に注意が必要で適温は18度以下です)

映画で人気のニモ、カクレクマノミを飼育開始

カクレクマノミの飼育を始めました。当方は海水魚は初めての飼育です。深海生物のオオグソクムシでしたら多数扱っていたことがあります。オオグソクムシは、エサは与えず、エアーだけでよいので飼育がとても楽でした。カクレクマノミは、そのような飼育方法ではないので、手間がかかります。カクレクマノミは、今現在到着した沖縄産個体が2匹、明日ブリード個体が9匹、明後日3匹以上(沖縄宮古島産)が届きます。飼育が楽しみです。沖縄産のカクレクマノミは、ブリード個体と比べてオレンジ色がとても濃く、キレイです。

ディズニー映画でニモの愛称で知られるキャラクターは、カクレクマノミをモデルにしているので、その影響で飼育に火が付き人気になりました。多頭飼育可能で、水温は27度ぐらい、人工海水で飼育可能です。大きくなるのに時間がかかります。飼育容器内で、一番大きな個体がメスになり、次に大きな個体がオスになります。何匹飼育していても1ペアしかできません。逆に言えば、2匹いれば必ずペアになります。一番大きなメスがもしも死んでしまった場合は、次に大きかったオスがメスになり、3番目に大きかった個体がオスになります。その繰り返しです。メスからオスになるので不思議な感じがします。また、複数いるのに1ペアしかできないのも不思議です、。繁殖に不効率だと感じました。

カクレクマノミは比較的安価ですが、ニモと一緒に映画に出ている友人のドリーは、ナンヨウハギです。カワハギはフグの一種ですが、ナンヨウハギはスズキの一種になります。ナンヨウハギも映画の影響で名前が知られ、飼育する方も出てきましたが、この魚毒があることが最近になりわかりました。金額はカクレクマノミに比べるとだいぶ高額で、大体、どのショップでも2000円~10000円くらいで販売されています。比較的小さい個体は手に入りやすいが、大きな個体はなかなか見かけないです。成魚は全長20cmほどで、30cmに達するものもいます。カクレクマノミに比べるとだいぶでかいです。映画からは想像ができません。

カクレクマノミの飼育方法

基本的にはどの生物も同じですが、愛情をもって接すること、管理、飼育することが一番です。カクレクマノミの状態をチェックし、体に異常がないか、エサはよく食べるか、排泄はあるのかを日常的にチェックします。エサは、毎日2、3回20分ほどで食べきる量を与えます。飼育し始めの1ヶ月くらいは、ろ過装置にろ過バクテリアも繁殖してなく、まだ不十分なので、エサは少量ずつ与えてください。カクレクマノミを入れる前にパイロットフィッシュを入れておくとろ過装置にバクテリアも繁殖し、住み着くのでろ過がスムーズになります。海水はこちらでは焼津市の深海ミュージアムで購入できるのでそれをそのまま使用していますが、人工海水でよいです。比重計できちんと濃度を測ってください。海水温は25℃くらいが適温とされています。夏場の場合でもカクレクマノミは30℃くらいでも飼育できるので、冷却ファン、クーラーは、ほとんどの地域で必要ないです。朝昼晩の海水の温度に大きな差がないように注意してください。また、海水温も比較的高いため、水の蒸発には気を付けてください。一緒に入れるイソギンチャクは、海水温が高いと飼育できなく死んでしまうので注意してください。イソギンチャクを入れるときはそのイソギンチャクの耐えれる海水温を知らべてカクレクマノミの負担にならない温度にしてください。

水換えは、基本的に2週間に1度ぐらいのペースで行います。これは飼育環境(水量、ろ過装置など)や匹数によるので、もっと長い期間水換えをしなくても大丈夫な場合もあります。水換え時は海水温を合わせた新しい海水で30%ずつずつ程度換えることをお勧めします。

カクレクマノミは基本的に飼育容器の底にいることが多いので、底をきれいに掃除しておくとよいです。こちらでは管理が簡単なようにベアタンク、何も敷いていません。あるのは隠れ家のレンガと水温を保つためのヒーターだけです。

まだまだ飼育し始めでわからないことも多いので、観察しながら気が付いたことを書いていきたいと思います。

水生昆虫一番人気ゲンゴロウ

ウーパールーパーだけでのなく、水生昆虫一番人気ゲンゴロウも飼育しています。このゲンゴロウはタガメと同じく水生昆虫の1,2番を争う人気生物です。

ゲンゴロウの飼育、管理はタガメと違い簡単です。多頭飼育も可能で、共食いはほとんどありません。餌は何でも食べ、生でも乾燥でも固形餌でも大丈夫です。鯉などの浮遊性の餌、ザリガニなどの沈下性の餌、ほとんど大丈夫です。水もタガメと違い汚すこともなく、手間もかかりません。タガメの寿命は1年の場合が多いですが、こちらゲンゴロウの寿命は複数年です。

ゲンゴロウの繁殖は、タガメと比べてとても大変です。ゲンゴロウはまず、主にオスがホテイアオイなどの大型の水草を噛みます。その場所に交尾の終わった産卵可能なメスが数日かけ産卵していきます。メスがきちんと産卵したかは見た目ではわからないため、ホテイアオイなどの水草をローテーション(3回に分けて入れ替える)します。水草のみを管理している容器の底に幼虫が確認できましたら、産卵していて卵が孵化したしるしです。この幼虫の飼育が大変です。

幼虫の飼育、幼虫は脱皮を繰り返し3令の最終で土の上に上陸して、潜り、さなぎになり、羽化します。幼虫の餌は、生餌のみです。ここら辺はタガメと同じになりますが、タガメと違い多頭飼育ができず個別飼育のみです。幼虫同士が一度でもかみ合えば死にます。毒が強いので、人間であっても長時間噛まれれば入院が必要な場合もあり、傷は長期間治りません。あまく見ていると本当に痛い目を見ます。入院は私の知る限り1名です。幼虫は個別飼育で、3令になった時がかなめです。餌を食べない日が3日続くと、上陸する可能性があります。土の上に30分置き、それで潜らなければ、再度水中に入れます。それを繰り返し、土に潜り、さなぎになり、羽化します。飼育容器に蓋がこの時は必要です。

タガメよりも飼育は簡単ですが、繁殖は難しいです。タガメの繁殖に成功して、ゲンゴロウに挑戦する飼育者さんが多いです。逆は聞きません。ゲンゴロウを飼育繁殖させて、次にタガメにいく方はいませんでした。

深層水ミュージアムで海洋深層水購入

隣町の焼津市にある”深層水ミュージアム”で、熱帯魚用の海水をくみ上げてきました。海洋深層水 200Lでわずか100円です、人工海水を購入するよりもずっと安く、比重計で計測も不要で飼育用水として使用できとても重宝しています。会員登録が必要ですが、無料で登録できます。くみ上げるたびに用途と会員番号を記載します。来館するほとんどの人は、海水魚用と記載があります。この他に塩分を除いた料理用や健康のための飲料用海洋深層水も販売しています。こちらは金額が高いです。

深層水ミュージアムとは、(抜粋)

この施設は、日本一深い駿河湾からもたらされる深層水の取水地である焼津市として、小中学生や一般の皆さんに、駿河湾深層水に関する知識や情報を普及、啓発、発信することによって、焼津市をPRするとともに、「漁港と都市の共生・対流」を図ることを目的としています。

この深層水ミュージアムで時期やタイミングによりオオグソクムシを無料でもらえる時があります。オオグソクムシは、ペットショップでは4000~6000円で販売されている個体です。条件はここの会員になるだけです。くみ上げる海洋深層水はオオグソクムシが生息している深度と同じ海水なので、飼育も簡単です。水が合わずに死んでしまうことがありません。オオグソクムシの飼育に関してはまた、機会がありましたら掲載遺体sます。

下記が深層水ミュージアムの営業時間です。深海水族館にもなっています。あまり知られていないのか来場者がいつもとても少ないです。他の水族館と少し違い深海魚専用の水族館になり、無料で入館できるのも魅力です。私も海水はくみに何度も行くのですが、手前の海洋深層水の自販機にお金を入れた後、すぐに出てしまうので、中まできちんと入ったことは今までありません。今度入ってみようと思います。

開館日

火曜日~日曜日、祝日

休館日
月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)
年末年始(12月29日~1月3日)

開館時間

午前9時~午後5時

入館料

無料

水生昆虫のタガメも飼育しています

ウーパールーパー以外にも水生昆虫のタガメも飼育しています。当方、タガメにはとても詳しいと自負しています。

タガメ成体は、3月の暖かい日に冬眠開けします。この時に豊富な餌がないと、共食いしてすぐに数が減ってしまいます。メスよりもオスの方が小さいため、すぐにオスが犠牲になります。更にオスの生命力もメスよりも弱いため短命です。この3月にオスの数を減らしてしまうと繁殖には致命的になります。

3月から6月初めごろまで餌をたくさん食べます。1日1匹以上の小魚が必要です。メダカサイズでしたら1日5匹が必要です。餌をたくさん与えて栄養を十分に蓄えると繁殖が可能になります。個体により複数回可能です。6月中旬ごろから8月初旬ごろまでの2ヶ月間が産卵シーズンとなります。1匹のオスで複数のメスと交尾が可能です。オスは水面をたたきメスを呼び寄せ、水面から高さ15cmぐらいのところで交尾し、メスが産卵します。産卵した後はオスが卵を守りますが、何しろ力が弱いので、他のメスがこの卵を破壊し、このオスと交尾をしようとします。そのため、複数飼育で産卵しましたら、その飼育容器から卵を取り除き、他の容器で管理します。そのままにしておきますと、必ず他のメスが破壊します。他の容器に移した卵は霧吹きで2週間ほど管理してください。ふ化します。オスはまた別のメスと交尾し、メスが産卵します。1匹のメスで通常2,3回産卵、今までの最高は6回の産卵です。8月に入ると毎年オス死んでしまうため、全国的にオスが不足します。手に入らず大きなお腹のメスだけが全国的に残っている状況です。

卵は2週間ほどでふ化し、そこから35日の超スピードで羽化します。成虫になるのがとても早いです。余談ですが外国産カブトムシの2年とは雲泥の差です。成長スピードが速い分、エサも大量に必要になります。幼虫1匹に対して魚1匹です。毎日80~120匹の魚を用意しなければなりません。代用はいろいろ試しましたが、ダメでした。

興味がありましたら試してください。

カラーザリガニを繁殖させています

画像の個体はフロリダブルーです。餌で色を付けたわけではなく、固定種です。フロリダブルー、フロリダハマーと呼ばれていますが、同じ個体で違いはありません。アメリカザリガニのブルーとは違います。人気のある個体で、ウーパールーパーを繁殖するよりも前から繁殖させていました。今は出回る数も多く、人気が落ちてしまいました。以前は、ペットショップだけでなく、量販店でも販売されていました。

余談ですがアメリカザリガニのブルーは、色が青く個体されている個体もいれば、エサで色を付けている個体も存在ます。餌に水草を混ぜず、煮干しだけで飼育すると普通のアメリがザリガニも徐々に青色になります。水草を食べるとカロチン?の関係で色が普通の色になってしまいますので、水草を入れないだけでなく、藻が水槽につかないように掃除、青子が出ないように水替えが必要となります。

画像の個体はホワイトザリガニです。餌で色を付けたわけではなく、固定種です。東北の川で小学生が見つけそこから全国へ広がりました。アメリカザリガニの一種で飼育方法も同じです。ウーパールーパーを繁殖するよりも前から繁殖させていました。今は出回る数も多く、人気が落ちてしまいました。こちらも同じように以前は、ペットショップだけでなく、量販店でも販売されていました。

ファイアーサラマンダー(幼生飼育)

画像の個体はファイアーサラマンダーの幼体です。すでに半年近くが経ちましたのでだいぶ大きく、親個体と同じ色合いです。こちらは卵ではなく、幼生で生まれてきます。

交尾をするとメスはお腹の中で卵をふ化させ、水中に出てくるときには約2~3cmの幼体になっています。それもあり、ウーパールーパーと違い、産卵数は少なく30匹程度です。ウーパールーパーは卵を100~600個程産みます。

2~3cmで親から離れて水中に出てくるので育てやすいです。ブラインシュリンプでも良いですが、冷凍赤虫でも十分飼育できるサイズです。育て方はウーパールーパーと同じなので簡単です。https://www.dog7.net/

上陸後の飼育はウーパールーパーとは違います。ファイアーサラマンダーは幼体の時は水中にいますが、大きくなるにつれてエラが短くなり、上陸します。エラが短くなった時に水中でそのまま飼育していると溺死してしまうので、エラが短くなったらミズゴケが敷いてある、水分量の多い場所に移し替えます。上陸することで餌も変わります。まずは、初令のコオロギやレッドローチを与え、徐々に固形エサに換えます。活エサは管理に手間取り、また、高額なので、早めに固形エサに切り替えたいところです。