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共食い | ||||||
ウーパールーパーは、かなり大食であり、また、目も良くありませんので、餌が不足してしまうと共食いも多いです。単独飼育であれば気をつける必要はありませんが、多頭飼育であれば、避けて通ることができません。手、足、尾やエラを食べてしまいます。ウーパールーパーは一度噛みつかれるとその個体は数時間のうちに噛みつかれた場所だけでなく、他の個体かの四肢を噛みつかれます、その個体だけ狙われます。この理由は不明ですが、運悪く噛みつかれてしまうと1ヶ所ではなく、複数個所に及びます。 時には大きなサイズと小さいサイズを丸一緒に飼育していると、餌と間違えて呑みにしてしまうこともあります。 エラは、特に赤虫などの餌に容姿が似ているだけでなく、水中を漂っているように見えるため、他の個体に食いつかれてしまうことが良くあります。エラは、水中から酸素を取り入れるのに大切な器官です。 そうならないように対処が必要です。 対象法は、 ①個体の成長に合わせて、飼育容器を大きくする。また、飼育容器の数を増やす ②餌が不足しないように注意する ③個体のサイズに合わせて飼育する、同じ大きさのものをそろえる、別にする ※手、足、尾やエラの欠損は、再生しますが、形まできちんと元に戻らないこともあります |
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ウーパールーパーは季節により餌を食べる量が全然違います。冬場は代謝がとても低いため1週間に1,2回程度の餌やりで済みますが、春や夏はとても代謝が高いため多くの餌を食べて、多くの排泄をします。そのため、餌を多めに与えます。サイズにより餌は多少違いますが、固形餌と冷凍赤虫の併用が一番だと思います。餌は水温により違いますが春や夏は、1日2回1時間程度で食べれる餌を与えたほうが良いです。特に他頭飼育している場合は、共食いが起きやすいので冷凍赤虫を多めに与えて餌不足にならないように気を付けます。 | ||||||
水カビ発生 餌が不足すると共食いをします。噛みつかれた方はキズや欠損ができて、その個所から水カビが発生することがあります。この水カビはとても厄介です。 噛みつかれた箇所(手足尾)に水カビが発生し、徐々に体全体に広がり、最終的には弱り、餌を食べずに死んでしまうこともあります。まず、手足尾に水カビが発生しているウーパールーパーを発見したら、その個体を別容器に隔離してください。そして、水カビを小さいハサミやピンセットで除去した後、塩浴させてください。ウーパールーパーの再生能力は高いので2、3週間ほどで完治します。水カビも発生しなくなり、元気を取り戻したら、塩浴していた水の塩分濃度を10日間かけ少しずつ下げていきます。それがすみましたら元の飼育容器に戻してあげてください。 水カビの箇所を除去しなくても自然に取れる場合もありますが、水カビの箇所は除去したほうが良いと思います。水カビを除去をせずにそのまま塩浴させる飼育者もいると思いますが、そのままにすると水カビが大きくなり、動きが鈍くなり体力が衰えます。 ウーパールーパー塩浴の濃度について 水カビが発生し、除去するために塩浴させますが、その時の濃度はウーパールーパーのサイズによります。サイズ2cm以下は0.20%程度、4~7cmは0.40%程度、12cmは0.50%程度で管理しています。この時に餌は冷凍赤虫を少し与えます。塩水を交換するときは全換えで、あらかじめ換水用の塩水を作成しておきます。 きちんと計算できず当方記載の10倍を勘違いして塩を入れる人がいますので気を付けてください。 |
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最後に・・・。 見た目よりも丈夫なので飼育は簡単ですが、餌が不足すると共食いも多く、また、皮膚の膜が薄く弱いので、ウィルスなどの感染症や、寄生虫がつくこともあります。 ケガ、病気の早期発見の一番の秘訣は愛情を持って飼育することだと思います、そうすれば、個体の小さな変化にも気がつき、また、固体の状況にも目が行き届くと思います。 |