ウーパールーパーの飼い方:
水はカルキ抜きなどを使用せずに、1~2日汲み置きした水を使用してください。
換水の場合も同様の水を使用してください。
この時に水温の急激な変化が起きない様に、飼育容器と同じ場所に、汲み置きした水を置いておくと大変便利です。
水質についてあまり気を使う必要はありませんが、汚れた水は外鰓や皮膚に水カビを発生させる原因にもなりますので、週1回程少量の換水をお勧めしています。
※換水は、ろ過能力、多頭飼育、飼育容器のサイズにより変わります)。
エアーレーションだけで十分ですが、ろ過器を使用する換水の手間が少なくなります。
清潔且つ涼しい水でエアーレーションをしてあげてください。
水質はpH中性~弱酸が基本ですが、神経質に気することはありません。
水温は15~20度が最適ですが、1年を通し7~23度を目標に飼育してください(こちらでは3~26度で飼育しております)。ウーパールーパーは、高温に弱く、寒さには強い性質があります。水温が25度以下になるように心がけてください。
水温28度以上では危険水域です。夏場の水温上昇には特に注意が必要です。
地域や飼育環境により、冷却クーラーが必要となる場合があります。費用をかけないよう、保冷剤などの冷凍で対応できる場合もあります。
エサは、小魚、メダカやヌマエビなどの生餌が水を汚れにくくて手間はかかりませんが、費用面や寄生虫の心配があります。
ウーパー専用の固形飼料でなくても、両生類の固形飼料も問題なく食べます。また、キャット(ナマズ)、コリドラスの沈下性の固形飼料も食べます。
必要以上に与えますと、食べかすで水を汚しますので、ピンセット、タモなどで取り除いてください。
ウーパールーパー同士の多頭飼育はほぼ問題ありませんが、皮膚が柔らかい上に、外鰓もエサの標的になりますので、限度はあります。また、ディスプレイには鋭利なものを使用しないで下さい。
水そうなどの飼育容器に、砂や細かい砂利などを敷く場合は、ウーパールーパーがエサと一緒に誤飲することを考慮して、粒の小さな物を使用してください。何も敷かない場合は、底床が不衛生にならないように注意してください。
最後に・・・。
ウーパールーパーは見た目よりも丈夫なので飼育は簡単です。水温の維持管理が大切です。
費用のかかる設備を必要とせず、エサ代も安価なのが魅力のひとつです。
飼育の一番の秘訣は愛情を持って飼育することだと思います、そうすれば、個体の小さな変化にも気がつき、また、飼育環境にも目が行き届くと思います。