キメラがでました

キメラとはウーパールーパーのミューテーションで、真ん中で右と左で色が違うウーパールーパーを画像で見たことがある方も多いと思います。左がリューシー、右がマーブルは特によく出るミューテーションの1つです。キメラの他にハーフとも呼ばれています。人気のある個体で固定されていないのでミューテーション出現率は、おおよそ1000~3000匹に1匹ぐらいの割合です。その中で更にキメラとなると出現率はもっと下がります。
ウーパールーパーには、基本色のリューシー、アルビノ、ゴールデン、マーブル、ブラックの5種類がいますが、ウーパールーパーのミューテーションとは、この5種類に属さない個体を総まとめでミューテーションと呼んでいます。固定化された色ではなく、特殊な色合いの個体です。ウーパールーパーのゴールデン 黒目もこのミューテーションに入ります。
ミューテーションは生まれてくる出現率がとても低いですが、この出現率を上げる方法もあります。ミューテーションの出現率を多くする方法はミューテーション×ミューテーションを掛け合わせて、その出た個体、特にマーブルを累代で繁殖させると出現確率が上がります。今現在、当方の知る限りでは、1000匹以下に1匹ぐらい出現させることのできるブリーダーさんがいます。
基本色のリューシー、アルビノ、ゴールデン、マーブル、ブラックの5種類の飼育では物足りないと思った方は、ミューテーション×ミューテーションを掛け合わせて、挑戦してみるのも良い方法かと思います。

ミューテーションも上陸します

画像の個体は水中にいるミューテーションです。右側がマーブル、左側がリューシーのキメラです。よく見る個体で、キメラの中でもリューシー×マーブルはとても多いです。左右逆の時もあります。

この個体は撮影後1ヶ月で上陸してしまいました。撮影、観察用に水深の低い場所で長い間飼育していたので、それがきっかけとなり上陸したと思います。上陸個体は飼育が大変なので、私としてはショックです。ミューテーションの上陸はこれで2匹目、1匹は飼育者さんに数年前に販売しました。とても知識の高い飼育者で、教えてもらうことが多く、特に上陸個体を何匹か飼育しているので、私よりもずっと詳しいです。以前にお会いした時はツチノコを探していると言っていました。目撃情報があると山に入ったりしていると話をしてくれました。

ミューテーションでも上陸します。というよりもこのウーパールーパーミューテーションの兄弟がよく上陸していました。その兄弟から繁殖して出た子もよく上陸していました。ウーパールーパーミューテーションと上陸個体の関係について調べたことはありませんが、無関係だとは思えません。

ウーパールーパーのキメラを再度掲載

右側がリューシー、左側がマーブルのウーパールーパーミューテーション キメラです。時々出てくる個体で、半分に色がそれぞれ分かれています。この「キメラ」いろいろな種類がおり、リューシー×ブラック、リューシー×マーブル、ゴールデン×アルビノを見たことがあります。出てきてほしいのが、リューシー×ゴールデン、ゴールデン×ブラック、ブラック×アルビノです。しかし、この3種類は見たことがありません。今までにかなりの数ウーパールーパーを見てきましたが、出ないのが不思議です。存在自体がないのでしょうか?画像すら見たことがありません。たいていリューシー×マーブルで、目は、決まって黒目の金環です。黒目の黒目も見たことがないような気がします。出てくる色と、出てこない色があるのは知られていないと思います。

マーブル部分が少し黄色っぽい個体で、ゴールデン系の血筋も入っています。サイズは7cmと安心して郵送、飼育できるサイズになりました。餌も冷凍赤虫でも固形餌でも大丈夫です。

2018ウーパーミューテーション(今季12匹目)

現在、結構暖かくなり、ウーパールーパーの産卵ラッシュです。たくさん産卵し、毎日ふ化し、ふ化した個体は少しずつ大きくなってきました。ミューテーションも2018年、今季12匹目になりました。飼育容器内を探していないので、現在合計何匹いるのか不明ですが、あと5,6匹はいると思います。成長して大きくなりましたら画像を撮影して掲載していきます。

ウーパールーパーミューテーションは、マーブルの親から出る確率が高いと思います。あくまで私の感覚的なことで、それを裏付けるデーター等はありません。

画像の個体は目が黒目の金環なので、マーブル系のミューテーションです。このような斑点、まだら模様が入った個体は、ミューテーションの中でもよく見る種類です。

マーブルのカラーバリエーション(ゴールデン系)

画像の個体はウーパールーパーミューテーションではなく、普通色のマーブル(固定種)です。エラが黄色いのでウーパールーパーミューテーションかと思いましたが、30匹以上とたくさんいました・・・。

このマーブル以前にも記載したと思いますが、とても面白い色です。人気は5色のなかで4番目、人気がない色になります。ウーパールーーパーは、リューシー、アルビノ、ゴールデン、マーブルとブラックの5色が固定種です。1番人気はやはり、白い肌に黒目のリューシーになります。一般的にウーパールーパーを思い浮かべて、多くの方が思い出す色だと思います。2番はゴールデンかブラックです。ゴールデンもブラックも全国的には数は少ないです。4番目がこのマーブルになります。マーブルが一番世の中に存在しています。ウーパールーパーはどの色を掛け合わせても繁殖が可能です。このマーブルは、どの色を掛け合わせても出てくる可能性があります。そのため、数が自然と多くなります。

マーブル×マーブルで、生まれてくる色は、4色か5色生まれてきます。不思議です。例えばリューシーとマーブルを掛け合わせるとほとんどマーブルです。ブラックとリューシーを掛け合わせても出てくるのはマーブルが多いです。それなのにマーブル×マーブルでマーブルが思ったよりも少なく、他の色が出てくるのが私はとても不思議に思っています。

画像の個体は、ゴールデンとマーブルを掛け合わせた個体です。ゴールデンとマーブルなので、マーブルが一番多いです。何を組み合わせてもマーブルはいつも多いです・・・。親個体によりマーブルはいろいろな柄が生まれてきます。こちらはエラなどにラメ、黄色が張った個体です。全体的にも黄色が入り、色が通常よりも薄いです。ブラックとマーブルを掛け合わせてもマーブル多めで出てきます。こちらは画像の個体とうってかわって黒系です。画像がなく申し訳ございません。繁殖させるのでしたらマーブル×マーブルをお勧めします。

ヤフーオークションに1000円ぐらいで出品しましましたら、すぐに入札があり、全部売れました。ありがとうございます。

ウーパールーパーミューテーション ゴールデン黒目系

画像の個体は、ウーパールーパーミューテーション ゴールデン黒目系です。このお問合せが毎年多く寄せられますが、今まで出現した数はわずか3匹です。お渡しするのに2年も待っていただいたお客様もいます。ウーパールーパーミューテーションでもこちらはとても珍しいです。画像の個体は、4年ぶり3回目に出現した個体です。ミューテーションでも色が半分に割れているキメラ系などは毎年10~20匹前後、ミューテーション自体は多数生まれてきますが、こちらはなかなか出ない色です。

ウーパールーパー上陸個体、エサ、餌付け方法

上陸しそうなウーパールーパーの発見から7~10日も経てば、十分に上陸個体になっています。水中ではもう飼育することはでいませんので、湿っているミズゴケを敷き、その上で飼育することとなります。このウーパールーパーの上陸個体は餌がとても大変です。これが一番手間がかかります。根気よくピンセットで与えてください。ウーパールーパーが水中にいた時のように大口で食べ始めますが、徐々に学習して動きが小さくなり、捕食するようになります。最終的には上陸個体自身で捕食するようになります。餌は生きているコオロギを与えている飼育者が多いと思います。

こちらでウーパールーパー上陸個体を積極的に育てていないのは、飼育が大変で餌を維持、管理できないからです。上陸個体が出ると研究所に送ったり、販売したりして手元には残さないようにしています。イモリの飼育と同じです。

ウーパールーパー上陸個体を飼育するうえで必要な用具

飼育容器(蓋つき)

赤土玉(大粒以外)

ミズゴケ

温度計

霧吹き

エサ(生餌?)

まず、蓋つきの飼育容器に赤土玉を2cmほど敷きます。細目が一番良いと思いまいます。大粒ですとエサが土に入ってしまいます。その上に半分の面積でミズゴケを湿らせて載せます。5cm程度で大丈夫です。全体的に水を入れて赤土も湿らせます。温度計をいれれば飼育場の完成です。

エサを十分に与えて育ててください。上陸してから水中飼育になったと聞いたことがないので、上陸したままです。

ウーパールーパーミューテーション一番人気(キメラ)

画像の個体がウーパールーパーミューテーションで一番人気のあるキメラです。ハーフとも呼ばれています。キメラでもハーフでもどちらの呼び名でも皆さんわかると思います。画像の個体はリューシーとマーブルのキメラで体の右と左とで真ん中に分かれています。遺伝子的なことは素人の私にはわかりません。花のキメラもgoogleの検索で多数出てきます。一番衝撃的なのはgoogleで猫のキメラを検索したときです。色の別れ方が花と違い強烈な印象を受けました。

このキメラは人気があります。今までに見たことにあるキメラは下記です。

リューシー×マーブル、リューシー×ブラック

アルビノ×ゴールデン

あれ?この3種類だけでした・・・。毎年たくさん見ているので、たくさん種類があると勘違いをしていました。よくよく考えるとリューシー×ゴールデンもアルビノも記憶にありません。マーブル×ブラックも見たことがありません。アルビノ×ゴールデンを今まで8年でわずか2匹だけ発見したことがありますが、たぶん気に留めていないので、もっと出ているかもしれません。

カラーザリガニも多数飼育していて、ウーパールーパーよりも繁殖歴は長いですが、いままで一度もキメラを見たことがありません。サイトでキメラを検索して初めて存在することを知りました。不思議です。

こちらも同様の個体です。同じような個体があと2匹おります。(後日売切れとなりました。ありがとうございます)

カラーザリガニを繁殖させています

画像の個体はフロリダブルーです。餌で色を付けたわけではなく、固定種です。フロリダブルー、フロリダハマーと呼ばれていますが、同じ個体で違いはありません。アメリカザリガニのブルーとは違います。人気のある個体で、ウーパールーパーを繁殖するよりも前から繁殖させていました。今は出回る数も多く、人気が落ちてしまいました。以前は、ペットショップだけでなく、量販店でも販売されていました。

余談ですがアメリカザリガニのブルーは、色が青く個体されている個体もいれば、エサで色を付けている個体も存在ます。餌に水草を混ぜず、煮干しだけで飼育すると普通のアメリがザリガニも徐々に青色になります。水草を食べるとカロチン?の関係で色が普通の色になってしまいますので、水草を入れないだけでなく、藻が水槽につかないように掃除、青子が出ないように水替えが必要となります。

画像の個体はホワイトザリガニです。餌で色を付けたわけではなく、固定種です。東北の川で小学生が見つけそこから全国へ広がりました。アメリカザリガニの一種で飼育方法も同じです。ウーパールーパーを繁殖するよりも前から繁殖させていました。今は出回る数も多く、人気が落ちてしまいました。こちらも同じように以前は、ペットショップだけでなく、量販店でも販売されていました。

ミューテーションは普通より弱いのか?

画像は大きく育ったウーパールーパーミューテーションになります。もうすぐ親個体で、今年の冬には産卵に十分使用できます。ウーパールーパーミューテーションは弱い傾向にあると言われていますが、一般的には同じだと思います。産卵もします。ミューテーションが普通の個体よりも弱く感じるのは、たぶんそれはウーパールーパーミューテーションではなく、単なる奇形を勘違いしているのだと思います。奇形は弱く、大きくなる前に死んでしまいます。

こちらではミューテーションが出ても隔離はしません。特別扱いは一切していません。それはミューテーションは弱い個体ではなく、普通だということを知っているからです。たくさんいる中で飼育し、エサも、環境も普通の個体と一緒に混ぜて飼育しています。餌が不足すれば噛まれて欠けることもありますが、普通に再生します。ミューテーションのお問合せが入ったときに数日いただいてそれぞれの飼育容器にいるのか確認をし販売しています。それか複数(10匹以上)いて、大きくなり、まとめてオークションに出品するために隔離することはあります。ミューテーションが親になっても普通の個体と掛け合わせて繁殖させます。繁殖させると寿命が縮みやすいので、販売するときはサイズが23cmでも繁殖経験はありません。大きな繁殖サイズのオスとメスのミューテーションを購入する方が毎年複数います。金額は親個体なので1匹9800~36000円です。