2017年ついに産卵しました(黒系、有精卵)

ウーパールーパーの黒系が産卵しました。順調に育っています。

ウーパールーパーの黒系(マーブル、ブラック)は黒色の卵を産卵します。黒色の卵からは、マーブル、ブラックが産まれてきます。リューシーは白色の卵ではなく、黒色の卵から生まれてきます。リューシー×リューシーの卵は、黒色の卵(リューシーほぼ確定)です、一部白い場合はほとんどがアルビノになります。ゴールデン、アルビノは白系の卵から生まれてきます。/

親がアルビノでも、ゴールデンでも黒色の卵を産卵します。遺伝子的に白は劣勢なので、黒の方が多いです。以前にメスのアルビノから全部黒色の卵を産卵した話をブリーダーさんから聞きました。交尾したオスは黒系の累代を重ねて黒々としたブラックを使用したそうです。こちらではアルビノから全部黒色の卵を産卵したことはありません。卵からふ化する幼生の色は、親からだけでなく、祖父母も色も関係してきます。リューシーとブラックを掛け合わせると何色が生まれてくるのかお問合せがありますが、それはこちらでは不明です。祖父母の色も関係してくるので一概には言えません。https://www.dog7.net/

黒系の卵からマーブルとブラックを判断するのは難しいです。当方ではできません。また、白系の卵から確実にアルビノとゴールデンを判別することもできないです。アルビノとゴールデンで多少色が違う場合もありますが、個体差の範囲内なので、判別はできないです。生まれてくる中にはゴールデンよりも黄色の強いアルビノも多数います。

ウーパールーパーの産卵について、前回のつづきを掲載

前回に続き産卵の説明を記載します。

冬を1ヶ月ほど感じさせましたら、今度は水温を15度前後に保ちます。12~15度が産卵に適した温度だと思います。この時に環境を一定にせずに環境を換えてあげます。水を温かい水で全換えしたり、逆に冷たい水で全換えしたり、***を換えたり、〇〇を換えたりいろいろすると産卵しやすいです。

これで2ヶ月以内に産卵に至らなかった場合は、ウーパールーパー同士の相性が悪いか、成熟していないか、ウーパールーパーが冬を感じなかったのかなど多数の原因が考えられます。/https://www.dog7.net/

ウーパールーパー同士の相性が悪い場合は、一度別々に飼育します。水槽を近づけずお互いを見れない、見ないように飼育します。同じ飼育容器内で仕切り板で区切るだけでは難しいです。2週間ほど別々の飼育容器で飼育した後に、一緒にさせる方法を試してみます。

成熟していない場合は、1年末しかありません。オスよりもメスの方が2~3ヶ月ほど成熟が遅い傾向にあり、オスが準備できても産卵するメスが準備ができていない場合があります。

冬を感じなかった場合は、6~8度で1ヶ月飼育する方法をお勧めします。リセットする感じです。いきなり水温を6度にするとウーパールーパーの皮膚を傷つけることがあるので、10日ほどかけて水温を下げます。それから水温12~15度で一緒にしてあげればよいと思います。この時も水温がいきなり上げるとウーパールーパーの皮膚を傷つけることがあるので、10日ほどかけて水温を上げます。

寒くなりました

つい最近まで扱ったような気がしたのに急にこの頃寒くなりました。子供のころは、今よりも秋らしい季節があったような気がしますが、夏の猛暑から秋を飛ばしていきなり冬になるような印象があります。自分の年齢のせいかもしれませんが。。。

今年の夏も猛暑でした。6月ごろは少し涼しかったですが、例年よりも厚く感じました。このところ夏が暑くなりすぎて台風が心配です。海水が暖かいと台風の勢力が弱まらず、どんどん台風を成長させてしまうため、台風の影響がでます。

11月に入るとウーパールーパーの繁殖準備に入ります。この水温低下がないと産卵しません。ヒーター付きの水槽で飼育している場合はこの水温低下がないため、産卵に至らないこともあります。この時期は自然の気温に合わせて水温を徐々に低下させます。10度以下1ヶ月で産卵体系に変化するはずです。オスは18cm以上、メスは20cm以上で産卵が可能です。安全に産卵させるのでしたら更に1年かけて個体を大きくします。小さいうちに産卵しても卵の核がとても小さいため死んでしまったり、ふ化しても幼生はとても弱いので育ちにくいです。幼生が全滅したお問合せも多く、これが一番の原因だと思います。2,3歳のメスが産卵した卵は核が大きく、生まれてる幼生も大きくて丈夫です。サイズも図ったことがありますが、1歳ぐらいのメスの卵からふ化した幼生は6、7mmに対して、3歳ぐらいのメスの卵からふ化した幼生は15mmもありました。この15mmを1ヶ月かけてベストだと考えられ環境で育てたところ55mmになりました。ふ化して1ヶ月で55mmはとても大きいです。別のサイトでは70mmの記載を見ましたが当方では70mmには達しませんでした。70mmは非常に難しいことです。40日でしたら70mmにはできると思いますが・・・。

このように産卵を焦らずに個体が大きく成熟して待ったほうが良い結果になると思います。

2017年 今年もだんだんと寒くなりました

今年も気温がだいぶと低くなり、寒くなりました。水温も下がり産卵してくれると良いのですが・・・。例年この時期に産卵開始しています。

産卵の説明

秋ごろにウーパールーパーに餌をたくさん食べさせて栄養を付けます。特段お勧めする餌はありませんが、栄養価が高ければよいと思います。水換えを頻繁に行うと餌を食べる量が増えます。1日2回全換えをしている、ハードはブリーダーさんもいるぐらいです。餌をたくさん食べさせて、オスやメスになるかだらづくりの準備をします。https://www.dog7.net/

次に水温を下げて飼育します。12度ぐらい、可能なら10度以下ぐらいがお勧めです。この水温が下がっているときは餌はあまり食べません。餌が残ると水質悪化につながりますので与えるとしても少量、2,3日に1回などになります。個体差がありますので、30分ほどで食べきれる量を与え、残ればスポイトで吸い上げてください。10度以下で1ヶ月も飼育すればよいと思います。余談ですがある研究所でカエルに冬を感じさせ、産卵させる実験では冬を感じさせる期間は2,3日と書かれていたのには驚きました。冬を感じる、春を感じるスイッチがあるのでしょうか???ウーパールーパーも2、3日の冬を感じさせて産卵に至るかは今後時間をかけて確認したいと思います。(できないような気がしますが・・・。)

つづく

ウーパールーパーの産卵、今年はいつもより早いです

ウーパールーパーが10月末から少し産卵しましたが、この時期の産卵はふ化率が低いので多分無精卵だと思います。

2月頃の産卵が一番ふ化率が良いです。

ウーパールーパーは、寒さを一定期間経験した後、温度の上昇で産卵します。人工的に水温を換えても産卵に至ります。ここ静岡県はこの時期でもまだ暑いです。水温が下がることはあっても、”冬”を感じさせるような水温まで下がるにはまだまだ早い時期です。無精卵になるのは、メスが原因ではなく、オスが原因と生物を学んだことがあるブリーダーさんから聞いたことがあります。無精卵をオスに食べさせると良いようです???(迷信かもしれませんので、参考程度に)/https://www.dog7.net/

この10月末でも、北海道や東北地方など寒さが早く訪れる地域では産卵しています。無精卵ではなく、きちんとふ化する卵です。逆に沖縄県でウーパールーパーの産卵の話を今まで聞いたことがありません。飼育者が少ないこともあると思いますが、水温が高いので産卵に至らないのではないかと思います。産卵に適していると思う温度は12~15度になります。産卵後もこの温度で卵も管理しするよ良いと思います。卵はウーパールーパーの血統にもよりますが、22度以上では死んでしまうこともあります。24度ではほとんどが死んでしまいます。

ウーパールーパー上陸個体「時期」などについて

なぜ?上陸するのか。

ウーパールーパーが上陸する理由は不明です。「血統」「サイズ」「時期」「水深」の順番に当方の経験上から書いていきます。毎年上陸個体は出ませんが、こちらで80匹ぐらいは上陸しています。また、当方が販売した上陸用の個体(各社に販売済み)を合わせれば300匹ぐらいは上陸しているのではないでしょうか。https://www.dog7.net/

「時期」※記載内容は当方の経験上で書いています

ウーパールーパーが上陸するのは春から夏にかけての初夏が始まる前、梅雨明けの時期ぐらいと、秋から冬にかけて晩秋の少し肌寒い時期に上陸します。この2つの時期に上陸します。関係ないと思われるのが日照時間です。これは上陸には関係ないと思います。野外で飼育している個体が上陸しましたが、逆に一切の日光を入れずに飼育している容器でも多数の上陸個体が発生しています。関係があるとしたら水温ではないでしょうか。毎回うっかりしていて上陸するときに水温を今まで測定したことはありませんが、感覚で15,6℃の時に上陸しているような気がします。

よくよく考えてみると上陸個体が全くでない年も1,2年ありました。年中、空調とガス湯沸かし器で温度を一定位にしていたかもしれません。

「水深」については今後記載します。

ウーパールーパーの上陸続き「サイズ」について

画像はアルビノの上陸個体です。リューシー、アルビノ、ゴールデン、マーブル、ブラックどの色でもミューテーションでも上陸します。こちらではまだショートの上陸個体は出現していません。

なぜ?上陸するのか「時期」編。

ウーパールーパーが上陸する理由は不明です。上陸の条件は「血統」「サイズ」「時期」「水深」の4つだと思います。一番重要なのが血統です。今回は、「サイズ」について記載します。

「サイズ」※記載内容は当方の経験上で書いていますhttps://www.dog7.net/

前回はウーパールーパーの血統について書きましたが、今回はサイズについて記載したいと思います。サイズは13~16cm前後で上陸することが多いです。これ以下のサイズ、これ以上のサイズでは上陸個体は出現していません。特に14~15cmで上陸することが多いです。サイズはほぼ一定で決まっています。このサイズの時にオスやメスになる準備のために体が変化すると思います。この時に何らかのホルモンの異常が出て、その作用によって上陸するのではないかと当方は思っています。

上陸すると体の変化がとても速いです。1週間のうちに3度ほど脱皮をします。2週間あれば上陸します。ウーパールーパーは通常脱皮などしませんが、上陸しようとするときにはトカゲやイモリのように脱皮します。脱皮した皮を撮影しておけばよかったのですが、いつも皮を捨ててしまうので、今まで一度の撮影したことがありません。今後は気が付いたら撮影して掲載しようと思います。

※「時期」「水深」については今後記載します。

ウーパールーパーの上陸(ゴールデン上陸個体)

画像は珍しい上陸個体(ゴールデン)です。飼育環境によりウーパールーパーは上陸する場合があります。諸説ありますが、上陸する理由は不明です。こちらでも昨年は上陸する個体はいませんでした。その前の年は15匹ぐらい出ました。

なぜ?上陸するのか。https://www.dog7.net/

ウーパールーパーが上陸する理由は不明です。研究所ではホルモン剤を使用して上陸させるそうです。研究所のようにホルモン剤を使用しなくても上陸する場合があります。上陸の条件は「血統」「サイズ」「時期」「水深」の4つだと思います。一番重要なのが血統です、その次にサイズになり、そして時期です。この3つの条件が整えば水深を12cmぐらい低くして上陸させることが可能です。一般的な個体を単に水深を低くしただけでは上陸はしません。逆に「血統」「サイズ」「時期」が合えば水深が1mでも上陸します。実際にこちらでは深く飼育している飼育容器で複数の上陸個体が出現しています。

「血統」はウーパールーパーを見ただけではわからないです。上陸を多数した個体の兄弟をかけ合わせて上陸しやすいウーパールーパーを産ませます。2014年頃は当方で上陸しやすい個体を販売していましたが、2017年今現在は行っていません。上陸しやすい個体の多くは問屋さんが購入しました。購入して上陸させてショップに販売していました。

「時期」「サイズ」「水深」については今後記載します。

全5種類リューシー,アルビノ,ゴールデン,マーブル,ブラック

ウーパールーパーの種類は、大きく分けて全5種類です。左からアルビノ、ブラック、リューシー、マーブルとゴールデンです。この他に私は見たことがありませんが、スーパーホワイト、クリア、ブルーがいるそうです。この3種類は日本に正規ルートで入るとしたら、ワシントン条約の関係で研究所や研究所関係しかありません。一般には出回らず、画像もほとんどないと思います。https://www.dog7.net/

それらの個体をお持ちの方からの話です。日本にいる個体と少し顔が違い、全体的に優しい丸みを帯びたかわいい顔をしているそうです。スーパーホワイトは、リューシーが真っ白になった個体です。リューシーは通常白で薄いピンク色をしていますが、それが真っ白とのことです。クリアは皮膚が頭から尾まですべて透明で内臓もある程度見えるそうです。クリアはかなり特殊で生まれてくる数はとても少ないとのことでした。ブルーは、アメリカにいるそうです。ブラックがブルーに見えるわけではなく、ブルーだそうです。ネットで検索で多少は出てきました。スーパーホワイトとクリアは残念ながら画像は無かったです。研究所関係なのでネットに画像を掲載することはないかもしれません。

通常の全5種類はまた今度詳細を掲載します。

ウーパールーパーとカルキ抜き(塩素の中和について)

少し前にもブログで書きましたが、この頃、カルキ抜きの質問を1週間に5回ぐらい質問をいただきましたので、更に詳しく記載します。

結論から言いますと使用しない方が良いです。水換えは1日汲み置きした水をお勧めしております。カルキ抜きを使用して、量を間違えたり、気泡がたったり、白濁したりなどいろいろ報告を受けております。1日汲み置きした水でしたら、水温も飼育温度と同じで差がなくなり、カルキも抜けて生体への負担がほとんどありません。https://www.dog7.net/

カルキ抜きの裏の説明書きをきちんと読んで適正な量を測っても、調整の量を間違えたり、気泡がたったり、白濁したりします。それは、地域の水道局、時期ににより塩素濃度が違うからです。以前に北海道のある地区で、ある時期に熱帯魚が多く死んでしまうことが起きました。その内1人の飼育者さんが水道水の水がいつもと違うと感じ、水道局に電話を掛けたそうです。水道局の担当者は、「ここ数日雨が多く、増水しているので塩素濃度を通常の3倍近くにしている」と回答があったそうです。飼育者さんは塩素濃度を少し抑えてほしいと希望を出しましたが、回答は「熱帯魚のために塩素を調節するわけにはいかない、人間が安全に飲めるため、使用できるために調節している」と連絡が再度あったそうです。水道局の回答はごもっともだと思います。

カルキ抜きで量も間違えるのは塩素濃度がわからないので当然発生することです。

まだ、中和剤(重金属除去など)のことについて機会があれば追加で書きます。