ウーパールーパーと底砂、再度掲載

こちらでは底砂は不要だと考えています。ウーパールーパーは誤飲しますし、掃除する時にもよける、洗うなどの手間もかかります。何もない飼育方法(ベアタンク)をお勧めしております。画像は撮影のために大きめの砂利を敷いていますが、飼育しているときは敷いていません。

底面ろ過を使用する飼育者さんもいるようです。こちらでは器具はありますが、ウーパールーパーには使用したことがありません。

底面ろ過とは、https://www.dog7.net/

水槽や飼育容器で熱帯魚などを飼育する上で、水質の安定に最も効果が高いと言われています。フィルターが水槽用底面に設置し、その上に、ソイルやろ過砂などを数cm敷きます。飼育している水がフィルター循環するときに、ソイルやろ過砂などを通過することで、そこに住み着いている微生物によって、水中内のアンモニアなどの有害物質を無害にする仕組みです。ニッソー・コトブキ・ジェックスなどの有名熱帯魚器具メーカーから様々な水槽用底面フィルターがたくさん販売されています。

言葉で説明すると難しく絵があればわかりやすいですが、当方は絵心がありませんのでかけないです・・・。googleやyahoo!で検索してみてください。製品はAmazon、楽天やyahoo!ショッピングでも多数販売しています。


ウーパールーパーの繁殖、産卵準備をします。

残暑も続くと思いますが、真夏の時期に比べれば、暑さもひと段落して涼しくなってきました。これから産卵の準備に取り掛かります。

画像の個体はまだ小さく15cm前後です、体の特徴からメス?だと思います。確実に性別がわかるのが18cmより大きく、冬の時期になります。この時に繁殖の本格的な準備のため、オスはオスらしく、メスはメスらしくなるので判別が簡単になります。まだ、9月の水温が高い時期では繁殖可能なサイズでもオスメスの見分けが難しいときもあります。

繁殖の準備https://www.dog7.net/

まず、個体を大きくします。メスなら20cm以上、オスなら18cm以上が望ましいです。オスの方がメスよりも早く成熟します。メスは産卵のため体の変化に時間がかかります。オスは数がメスよりも少なくて構いません。1匹のオスから精包が複数出るので、1匹のオスで複数のメスを産卵させることも可能です。精包は大体15~20個ぐらい一度に出すのではないでしょうか。

餌は多めに与えます。まだ水温が高い9月なので餌も多く食べます。これが11月や12月ですと餌を食べなくなり、サイズUPが難しくなります。この時期に栄養のあるものをたくさん与えて11、12月の水温の下がるときに加温せずに低い水温で飼育して、きちんと繁殖の準備をしたいと思います。


ウーパールーパーで一番人気のリューシーについて

リューシーの目は2種類あります。黒目の金環と黒目の黒目です。黒目の金環は、人間で例えるのなら白目が金色、黒目の黒目は白目も黒目になります。

画像の個体は黒目の黒目になります。金環の黒目と比べると黒色の部分が多いため、瞳が大きく見えるのが特徴です。多くの方がこちらの黒目の黒目をご希望します。

マーブルはすべて黒目の金環。ブラックはすべて黒目の黒目です。マーブルもブラックも基本的に体色ではなく、目の色で判断しないと間違えます。マーブルとブラックを間違える方は多いです。https://www.dog7.net/

リューシーをたくさん繁殖させる方法は、リューシー×リューシーで掛け合わせることです。この組み合わせで生まれてくる個体は85%がリューシー、15パーセントがアルビノといった具合です。リューシーの数が95%の時もあります。数に若干の差があるのは、祖父母の血統も関係あるからです。黒目の黒目、黒目の金環も遺伝する場合が多く、黒目の黒目を狙って繁殖するのでしたら、親もそのようにしなければなりません。リューシーと何かの繁殖は、マーブルが多く出現します。

リューシー×リューシーからは当方の経験上、ミューテーションが生まれてきたことはありません。不思議です。


ウーパールーパーのマーブルについて、色など

マーブルの目は、すべて黒目金環になります。金環とは、人間の目に例えると、黒目の部分が黒目で、白目の部分が金色になっています(まるで金色の輪っかのような感じです)。黒目の黒目とは人間の目で例えると黒目の部分が黒目で、白目の部分も黒目になります。金環と比べると黒色部分が多いので瞳が若干大きく見えます。サイズにしてミリ単位、もしくはそれ以下の大きさですが、多くの方が黒目の黒目を好まれます。https://www.dog7.net/

マーブルは親の色により色が変わってくる傾向にあります。すべての個体に共通するわけではありませんが、ゴールデンか生まれてきたマーブル個体は黄色っぽいです。また、ゴールデンの特徴を受け継いでラメ(白い小さいキラキラ)がついている個体も出現します。ブラックから生まれてきた個体は、黒っぽい個体で中にはブラックと体色の見分けがつかない個体も出現します。

色は親の遺伝子により変わります。黒色が薄くて目が黒目の黒目でしたらそれはマーブルではなくブラックになります。

マーブル×マーブルの繁殖は、他の色とは違い、生まれてくる個体は、リューシー、アルビノ、マーブル、ゴールデン、ブラックの5種類(4種類の場合もあります)です。ブリーダーさんの多くがマーブルを多めに持っていて、このマーブルを親個体として使用し、繁殖させています。なぜ?5種類も生まれてくるのか不明です。ほかの色は多くて3種類、少ないと2種類しか生まれてきません。それも色にかなりの偏りがあります。

ウーパールーパーゴールデンのいろいろ

ウーパールーパーゴールデンのいろいろ

ラメが入ったウーパールーパーはゴールデンなります。色ではアルビノと見分けがつかないときもありますが、エラ、尾などにラメを見ることができればそれはゴールデンになります。

ラメとは白い小さなまだら模様でそれが腹、尾やエラに無数にあります。キラキラしていてきれいです。これがあるのがゴールデン、無いのがアルビノです。https://www.dog7.net/

ゴールデンで黄色が濃く、ラメが一般的な個体よりも多いものをこちらではイエローとして販売しています。数が少なく、値段も少し高くなります。イエローは濃い色のゴールデン×濃い色のゴールデンを掛け合わせた個体になります。その生まれてきた幼生の中でも特に濃い黄色が濃いものを選定します。

ゴールデンの目は赤目か、白目ですが、目が悪いわけではありません。ゴールデンの性格は、他の色と比べると少し活発で元気があります。餌もたくさん食べ、大きくなるのも早いです。その活発な性格とすぐにサイズが大きくなる特徴で他の個体に噛みつきます。目が悪いから噛みつくのではなく、大食漢から噛みつくのです。そのためゴールデンを繁殖していないブリーダーさんもいらっしゃいます。ゴールデンを飼育していると他の色が噛まれて欠け、販売できなくなるからです。ゴールデンの出回っている数が少ないのは、人気はあるが繁殖しているブリーダーが少ないことも原因です。

ウーパールーパーアルビノ個体とは?

アルビノには、赤目、白目、体色も白、黄色っぽい色などがいます。親により色が若干変わります。

画像の個体は白っぽいアルビノです。ゴールデンの親から生まれたアルビノは黄色っぽい個体をしています。クリーム色っぽい個体もいます。アルビノとゴールデンの差は、ラメがあるかないかの違いです。ラメとは白っぽい色で小さいまだら模様の粒粒です。これが背中、尾やエラにキラキラと入っている個体がゴールデン、ない個体がアルビノです。https://www.dog7.net/

アルビノの目は、赤目と白目があります。赤目の方が人気があります。白目は目がどこにあるのかとてもわかりにくいです。目は他の色の個体と比べて悪いわけではないと思います。

アルビノの数。アルビノは遺伝が弱いのか生まれてくる数が少ないです。人気はあまりない方ですが、夏~冬場にかけて売切れになることが多いです。逆に一番多く生まれてくるのがマーブルです。マーブルは大抵どの組み合わせでも生まれてくる個体です。余談ですがアメリカザリガニにもブルー、オレンジ、ホワイトがいますが、これを掛け合わせると最後には普通のアメリカザリガニが多く生まれてきます。それと同じような感じなのでしょうか???ウーパールーパー原色もマーブルみたいな色だと聞いたことがあります。そのためにいろいろ掛け合わせるとマーブルが多く生まれてくるのでしょうか。疑問です。

ウーパールーパーと水温の関係(年々の耐性)について

飼育水温は、夏場でも26℃以下を強くお勧めします。下の水温は6℃ぐらいまでです。

夏場の水温管理は特に大変です。この頃は特に熱く、室内が30℃を越える日も当たり前になってきました。室温が30℃にもなりますと水温も27℃ぐらいになってしまいます。https://www.dog7.net/

ウーパールーパーはもともとはメキシコ原産で、それも標高の高い、水温が年中20度以下の湖に生息していました。ウーパールーパーが日本に導入された当時も水温は20℃が最高温度で、それ以上は危険とされていました。しかし、導入から30年以上も経過し、日本の気候にも少しずつ慣れ、耐性ができました。今では26℃までの飼育でしたら問題が起こりにくいです。28℃以上での飼育は危険です。病気になったり、弱ったり、皮膚に異常が出たり、不具合が生じますので注意が必要です。

水温を下げるお勧めは、小型のクリップ式扇風機です。電気代も安く、製品自体も安価です。量販店やネット通販でも購入可能です。これを水面に当てます、酸素供給にもなりますし、何より、気化熱で水温が3℃程下がります。水槽用のクーラーは高額で電気代も高く、使用するには水中ポンプも必要になり、場所もとりますので、お勧めはあまりしていません。

ウーパールーパーの目の色、種類(体色)について

ウーパールーパーの目の色、種類(体色)について

目の色、種類について説明します。アルビノ、ゴールデンは白目(赤目)の1種類、ブラックは黒目の黒目、マーブルは逆に黒目の金環の1種類ですが、リューシーだけ2種類存在します。黒目の黒目と黒目の金環になります。黒目の黒目は人間の白目部分も黒目です、黒目の金環は黒目ですが、白目部分が金色になっています。

ブラックは黒目の黒目が確定しています。体色でブラックとマーブルを区別することはできない場合もあります。真っ黒いマーブルも存在しますし、薄いブラックも存在します。体色で判断できないブラックとマーブルは全体の5%にもなります。https://www.dog7.net/

4種4匹や5種5匹をお申込みをいただき、ご購入者様からブラックが2匹届いた、マーブルが2匹と届いたなどの連絡もあります。その時は目のことについて説明をしております。判断はなかなか難しいです。

8月に入り5日が経ちました。夏は当然ですが暑いです。私が子供のころよりも夏が暑いと感じるのは、年齢を重ねたせいでしょうか。それとも実際に暑いのでしょうか。ウーパールーパーの飼育者にとって夏飼育が一番の鬼門です。温度管理が大変で室内は暑く、特に南向き、直射日光の入る部屋での飼育は困難を極めます。エアコンなどで温度管理が一番簡単です。

ウーパールーパーの飼育環境(底砂、ソイルは?)

撮影用に個体を見やすくするために砂利を敷いてありますが、本来は敷かない方が良いと考えています。ウーパールーパーは餌を食べる場合に大きな口を開けて大量の水とともに餌を吸い込むので、その時に底砂も一緒に誤飲もしますし、飼育環境を管理する、掃除する上でもない方が手軽です。

入れるのでしたら飲み込みできない小石や大きな砂利、もしくはその逆に飲み込みしてもすぐに吐き出したり、排泄できる砂(細かいサンゴ砂やガーネットなど)をお勧めします。

一番使用を控えた方がよいのがソイルです。ソイルは軽くて、飲み込みしやすく、粒が砂よりも大きいため、ウーパールーパーのサイズによっては大変排出されにくいです。餌と間違えて飲み込んでしまい、出てこないといったブリーダーさんの話を時々聞きます。https://www.dog7.net/

ソイルとは何か。

ソイルとは砂利や砂とは違い、人工的に作成されたものです。主に黒色土を原料とし、熱や圧力をかけて特殊な製法で製造されたアクアリウム用の底砂です。黒色土に豊富に含まれる栄養素が水草の生長に効果を発揮するだけでなく、土そのものに含まれている栄養素が健康的な水草の生長を助けます。その他に、水のpH(ペーハー)や水の硬度を低下させる効果も期待できます。

ウーパールーパーとマリモ(オブジェとして)

オブジェでマリモも販売しておりましたが、17年07月28日現在 売切れとなっております。入荷は未定です。ご迷惑をおかけいたしますがよろしくお願いいたします。

19年02月19日現在、入荷いたしまして販売中です。Sサイズのマリモが1個195円です!ウーパールーパーと一緒にお求めいただくと同梱可能ですので、送料が別にかかることはありません。https://www.dog7.net/

以前によく量販店で「ウーパールーパー マリモ」なるものを見かけました。ウーパールーパーとマリモが一緒になったセット販売です。ウーパールーパーの飼育は基本的にベアタンクをお勧めしていますが、それですと殺風景で、特に女性の方からはオブジェに関してお問合せをいただきます。お勧めしているのがプラスチック製で、先が柔らかい、鋭利でない水草や、隠れ家になる陶器製の土管などです。このマリモも見た目がかわいらしいのでお勧めしています。柔らかく、ウーパールーパーを傷つけることもなく、取り出しやすいので飼育容器内の清掃も簡単です。

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マリモとは・・・。

阿寒湖のマリモは1952年(昭和27)に特別天然記念物に指定された。緑藻植物、シオグサ科の淡水藻です。。成長した糸枝体がお互いに絡み合って球形を形成します。

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マリモは、球団が解体すると、壊れた団塊や小さな団塊は湖底に沈んだり、光合成によって生じた気泡をつけて水面に浮くほか、水中を浮遊したり、波によって湖底や波打ち際を転がったりする。このような上下することや転がることなどを通じて、ふたたびマリモは球団になると考えられている。とのことです。