ウーパールーパーの保全状況 深刻な危機-減少

ウーパールーパーが自然界で絶滅に瀕している記事を見ました。あと2年で自然界から絶滅してしまうことも書いてあり衝撃的でした。原産地であるメキシコシティのメキシコサンショウウオ(ウーパールーパー)が、ここ数十年の水質汚染などの環境悪化により、原産地である運河などから姿を消し、絶滅の危機に瀕しているそうです。 生息地の水質汚染や公害に加え、近年は食欲旺盛な外来種の侵入、市街地の拡大が主な原因とみられています。2020年にも絶滅する恐れがあるそうです。
とても衝撃的なショッキングな記事で驚きました。私個人的な意見ですが、外来種の侵入を防ぐネットなどを水中に張り、水質をなるべくきれいに保てば絶滅しないと思います。ウーパールーパーは繁殖能力がとても高いです。1年で3、4回産卵することも可能です。産卵させるとメスが弱り寿命が減ってしまうので、1年間で多い産卵はお勧めしませんが、3,4回の産卵で合計すると500~1200匹ぐらいはふ化します。ふ化した幼生は10mm前後と大変小さく、環境や水温、水質にも大変弱いです。25mmまで育てば後は大丈夫だと思います。私も以前にテストをしたことがあります。産卵した卵をそのまま放置し、餌も与えず、環境にも気を配らずそのままにしました。数ヶ月後10cm以上にもなったエラのきれいな個体が10匹ほど育ちました。ウーパールーパーの生命力の強さに驚きました。飼育容器内は全く”敵”がいないわけではありません。捕食する魚などもいましたし、ヤゴやカエル、オタマジャクシもいました。エサは与えてはいないので、ユスリカ、ボウフラなどを食べていたのかもしれません。10mmのふ化したばかりの小さいときに何を捕食していたのかは不明です。エサとして捕食できる生物がいなければ、植物の青子などなのかとも思っています。

ウーパールーパーは100年以上前からヨーロッパなどで研究されています。現地の原種が絶滅してしまってはとても残念なので、私はいつか時間のお金があったら、現地のメキシコに行き絶命阻止に微力でも尽くしたいと思います。今に至るまでウーパールーパーを多数飼育し、卵からふ化、そして成体へと育てる経験も豊富だと思います。それを誰かに伝えないのはもったいないことだと思っています。

まずはスペイン語を習うところから始めようとも思います。

ウーパールーパーの保全、絶滅を防ぐには

ウーパールーパーの生息域であるメキシコの湖(水路のような湖が印象的)が、環境汚染や、外来種の侵入により絶滅の危機に瀕している記事を読みました。早ければ2020年にも絶滅してしまうそうです。
私はウーパールーパーは繁殖能力が高く、環境への適応能力も高いので、絶滅しないと思います。私は今現在も多くの血統の違うウーパールーパーを多数育てています。親個体の育った環境が違うので、生まれてくる幼生も一辺倒の飼育方法では全滅してしまいます。今まで何度残念な結果になったことかわかりません。親の育った環境、産卵経験、年齢により生まれてくる幼生は育てる環境は変わってきます(幼生を見ればある程度分かるようになりました)。私はそれに毎日のように対応しています。もう2011年から今現在2019年まで飼育場に行かなかったことは1日しかありません(事務所には毎日出ています)。ウーパールーパーを8年毎日見て、それも多くの個体、様々なサイズを見ていれば、どの時期にどのような環境にすれば良いのか、耐えられるのか、回復するのかたいていのことはわかります。
まずは生息する湖の環境(水質、餌)を確認するために、天然のウーパールーパーを産卵(実験室で産卵)させ、採卵し、稚魚を25mmまで育てて、放流すればよいと思います。放流する場所は、実験用の敷地を確保するため湖内に25m×25mでネット(網の目10mm程度、逃げ出せない網の目サイズ)で囲い、上も鳥対策でネットで囲います。炭素繊維の束(浮かべる、海苔の養殖みたいな感じ?)をこの25m角の池に多数入れ、水質改善と隠れ家を確保します。ウーパールーパーのエサはあえて入れません。これで25mmがどれくらいの割合で、どれくらいの期間で育つのか確認します。25m×25mの囲いを湖内に数個作成し、内部の環境を変えて違いを確認する方法も短期間で結果の違いがわかる有効的な方法だと思います。その1つの囲いに餌を入れることがあっても良いと思います。育ち方の違いが分かるし、また、水流のあるところ、無いところなどで育つ違いも確認したいです。
要するに水をある程度汚染から回復させ、外来種がいなければ復活します。1番は外来種が問題で、水質は2番目、餌の確保が3番目だと思います。時間、環境が整えば私自身が微力ではありますが、復活に貢献したいと思います。

ウーパールーパーと癌研究について(一部抜粋)

先月の26日、22日に11時間にもわたる舌癌の手術をした堀ちえみさんのブログが更新されました。2月22日放送の金スマに出演し、歌(リボン)っているのを見ました。22日といえば手術当日で感慨深いものがありました。
2011年1月末ごろに発表された研究内容です。今から8年も前なので、今は研究がもっと進んでいるのではないかと思います。研究は競争なので、成功しても発表されるまで時間がかかります。
イギリス ノッティンガム大学の研究者たちはこのほど、ガン細胞の活動を抑制する実験に成功したとのことです。この実験に大きく貢献したのが、何とウーパールーパーです。ウーパールーパーメスの卵子のエキスを使用し、ガン抑制遺伝子を復活させることで、様々なガン治療に必要な技術基盤を作ることができるそうです。健康な細胞が再生の途中で突然変異してガン細胞になります。この時にガン抑制遺伝子が働かなくなり、発生や進行します。発生などのブレーキの役割を果たしているのが、ガン抑制遺伝子です。イギリスの研究者たちが着目したのがウーパールーパーでした。実験では、いったんOFFになったガン抑制遺伝子にウーパールーパーメスの卵子のエキスを用いて、復活させることに成功したそうです。更に、ガンの進行を抑制し、60日後には進行の痕跡さえなくなったことが確認されたそうです。果たしてウーパールーパーは、人類の救世主となるのか?

ウーパールーパーはがんの研究だけでなく、再生医療の研究や、神経の伝達の研究など幅広く研究されています。特にウーパールーパーは再生能力がとても高いため注目されている生体です。ウーパールーパーの再生能力がなぜ高いのかは不明ですが、飼育者の一人として私もそれは感じています。ウーパールーパーはエサが不足するとすぐに共食いをします。大きくなっていれば問題ないですが、小さいサイズは噛まれると指だけでなく腕までもがかみ切られてしまいます。指ぐらいでしたらすぐに再生しますが、腕となりますとサイズにより時間がかかります。そして、その骨に筋肉の部分が徐々にくっついてきて全体的に伸びて来ます。骨と筋肉が伸び終わると今度は指先が徐々に伸びてきて、最後に指先が分かれます。これで再生が完了します。稀に骨が再生しない個体もいます。数万匹に1匹ぐらいだと思います。その場合は骨がないので筋肉、皮膚だけがゆらゆら動きます。泳ぐと後ろにもなびくのでわかります。不思議です。手足はすぐに再生しますが、サイズが多少大きくなると元の形には戻らない、再生しないときもあります。

ウーパールーパーの成長している幼生たち

ウーパールーパーの幼生が多くなってきました。産卵シーズンを本格的に迎え、卵から次々に小さな幼生がふ化していきます。ふ化した小さい幼生は、冷凍赤虫を食べることができませんので、熱帯魚のベビーによく食べさせる、ブラインシュリンプを使用します。この餌以外にはお勧めの餌は今現在ありません。このブラインシュリンプをウーパールーパーの幼生が冷凍赤虫を食べえることができるサイズまで与えます。ブラインシュリンプは、24時間かけて餌として使用できるので、手間がかかります。また、1kg20000円ぐらいはする高額な餌です。


画像は黒目の黒目のリューシーです。リューシーには目が2種類存在します。2種類存在するのはウーパールーパー5色の内、リューシー1色だけです。黒目の黒目はブラックが同じ目をしています。黒目の金環も存在しますが、こちらはマーブルと同じ目をしています。マーブルとブラックの両方の目があるのがリューシーになります。黒目の黒目の方が目が0.2~1.0mm程度大きく見えるので、黒目の黒目の方が人気が高いでです。少し離れて水槽を観察すると目がどちらかなのかわからないぐらいの誤差です。黒目の黒目は人の目で例えますと白目の部分も黒色です。黒目の金環は、人の目で例えますと黒目の部分は黒目なのですが、白目の部分が金色になっています。それで金環と呼ばれています。ウーパールーパーの飼育に慣れている方でないと判断は難しいです。

ウーパールーパー5種5匹の販売開始

ウーパールーパーの3~5cmが5色ですべてそろいました。画像は左からゴールデン、マーブル、リューシーとブラックの4匹でアルビノが映っていませんが、通信販売は5種5匹になります。今年は昨年よりも少し遅く、産卵数も今のところ少ないため、ウーパールーパーの数も少し少ないです。ウーパールーパーは早ければ10月に産卵を開始します。北海道や東北地方など日本の一部の地域ですが、産卵が早い傾向にあり、都市により9月に産卵した卵を受け取ったことがあります。産卵は水温に密接にかかわっていると思います。基本的には水温10度以下で1ヶ月飼育して、水温が徐々に温かくなれば交尾、産卵、繁殖します。この時にウーパールーパーのオスが無精子状態ですと、無精卵になってしまいふ化しません。初産やその年の初めて産卵した卵のふ化率が個体によりとても低いときがあります。

こちらの画像は左からゴールデン(イエロー)、マーブル、アルビノ、ブラックです。マーブルは14cm以上で親の個体にブラックが含まれているなどブラックの血統が入っていた場合は、ブラックとわからないぐらい黒色になります。体色では全く判断できず、間違えてしまうため、このようなときは目を見て、マーブルかブラックかを判断して郵送しています。間違えて販売しまうと後からクレームになりますので、よく確認が必要です。ウーパールーパーの目が黒目の黒目でしたらそれはブラック、ウーパールーパーの目が黒目の金環でしたらマーブルになります。リューシーの目は2種類ありますが、マーブルとブラックはそれぞれ1種類しかなく、逆にはならないです。体色ではなく目だけが違うのはなんとなく不思議です。

ウーパールーパーの3~5cmが5色の通信販売よろしくお願いいたします。値段はサイトでご確認ください。

ウーパールーパーの性別判定方法

ウーパールーパーのオスとメスの割合は半々だと思います。こちらでは半々の確率で生まれてきます。同じように飼育しているマダライモリはオスメス半々ではありません。メスの方が7~8割、オスは2~3割と少ないです。ウーパールーパーは多数飼育しているので、オスメス分けるときがありますが、大体半々に分かれます。他の両生類はどのような割合になるか不明ですが、今度時間があるときに調べて掲載したいと思います。

現在のように水温が低いと15cm以上でオスメスがわかりますが、夏場ですと20cmでもオスメスの区別がつかない個体もいます。腹部が大きくてもオスだったり、生殖器があるように見えて実はメスだったりする場合もあります。なるべく間違えないように通信販売していますが、過去に数回間違えたことがあります。ごめんなさい。ウーパールーパーの産卵の時期はおおよそ1~4月末が主で、春に年1~3回産卵します、秋は基本的には産卵しません。一部北海道や東北地方などでは産卵する場合もあります。ウーパールーパーが連続して産卵する場合は1ヶ月おきに産卵します。産卵があまりにも多いと体力を消耗して寿命が短くなる傾向にあるため、複数回の産卵はあまりよくありません。

上の画像はウーパールーパーのオスになります。こちらの体色はたぶんマーブルです。オスの生殖器ですが、まだまだ小さい方で、交尾、産卵、繁殖の季節にはもっと大きくなります。大きければ多くの精包を出し、複数のメスと交尾可能です。この状態ですとあと3~4週間後には交尾可能な状態になります。

上の画像はウーパールーパーのメスになります。こちらの体色はたぶんアルビノです。メスの生殖器ですが、大体こんな感じです。交尾、産卵、繁殖の季節には精包をここから取り入れて、産卵します。精包を多く出すオスがいれば、オス1匹でメスが3~5匹ぐらいは一度に産卵します。精包自体は多ければ15個ぐらい出すため、もっと多くのメスが産卵することができるかもしれません。こちらでは経験がありませんが、多くて5匹ぐらいが一度に精包を取り入れ、産卵したことがあります。

不思議なのがオス1匹で複数産卵することができるのに、オスとメスとでは半々になります。マダライモリのようにオスの方がだいぶ少なくて問題ないような気がしますが。。。

ウーパールーパーの卵お買取しています

産卵シーズンとなりました。ウーパールーパーの卵をお買取しています。産卵するとたくさんの卵の世話で不安になる飼育者さんが多いです。お手元に10個ぐらい残してこちらに郵送してください。ふ化した数を数えお振込みいたします。値段は時期により違います。よろしくお願いいたします。

上の画像はお客様からお送りいただいた卵です。これはブラックの卵だと思います。核が大きくてよい幼生がふ化しそうです。メスが複数年の飼育だったり、産卵を何度か経験していると卵の核が大きくなります。核が大きいとふ化するウーパールーパーの幼生も大きくとても育てやすいです。

上の画像はこちらで産卵したリューシーの卵です。リューシーの卵はマーブルやブラックと見分けがあまりつきませんが、何となく灰色っぽい卵の感じがします。黒い卵からはリューシー、マーブル、ブラックの3種類がふ化し、白い卵からはアルビノとゴールデンがふ化します。親の掛け合わせやその上の世代(血統)によってもふ化する幼生は違います。本当かどうか不明ですが、メスのアルビノからほぼすべてブラックがふ化した話を九州のブリーダーさんから聞いたことがあります。ブラックを累代で繁殖させてきたので、その影響があるのでは?と言っていました。

上の画像はお客様からお送りいただいた卵です。これはマーブルが生まれてくる卵だと思います。メスが初産か産卵経験が少なかったためか卵の核がとても小さいです。この場合ふ化する幼生もとても小さく、弱いです。こちらでは経験があるので育てることができますが、この卵からふ化した幼生を大きく育てるには経験が必要です。

ウーパールーパーの卵の買取金額はその時期により違います。お手数をおかけいたしますが詳しくはお問合せ下さい。

ろしくお願いいたします。https://www.dog.net/

ウーパールーパーの卵お買取りしています

冬から春の時期になりますと産卵の季節になります。飼育者の多くは交尾、繁殖はさせてみたいけど産卵数が多すぎて不安を抱えています。必要な数の卵を手元に残して、あとは当方にお送りください。卵をお預かりし、ふ化した数を数えお買取りいたします。

育てきれなくなった幼生のお買取りもサイズ35mm以上から行っています。35mm以下の幼生は郵送に適さないため、お買取りを行っておりません。

下の卵は左側がアルビノ、右側がリューシー、ゴールデン、マーブルがふ化する卵です。左側のアルビノの卵の核はとても小さく生まれ来る幼生も小さそうです。小さい幼生は水質や温度管理に他の幼生よりも手間がかかります。初産や産卵経験が多くないメスが産卵すると核が小さいです。左側の画像の卵の核も決して大きいとは言えません。これも小さい方です。この卵塊からはいろいろな幼生がふ化しそうですので、たぶんマーブル×マーブルの卵だと思います。マーブル同士の産卵はなぜか?全5種類がふ化する場合が多いです。時折4種類ですが、これは他の組み合わせではないふ化の仕方です。多くの場合は2種類、多くて3種類ですが、ほとんどの場合、色が1種類に偏り。他の色はとても少ないです。右側の画像のように4,5種類ふ化するのはマーブル×マーブルの影響です。

https://www.dog.net/

ウーパールーパーの卵のお買取金額は上のアドレスからお問合せください。お買取り一覧表も掲載しています。

ウーパールーパー一番人気の3~5cm前後

ウーパールーパー 3~5cm前後が色によりご用意できるようになりました。このサイズは一番人気のあるサイズです。エサは冷凍赤虫、飼育環境は水、飼育容器、エサのみになります。水温は18度前後、ろ過機、エアーレーションは不要です、あると逆にストレスになり、体調を崩す原因となります。

上の画像はゴールデンです。人気のある色でとくに3~5cmが売れ行きです。このサイズの餌は冷凍赤虫です。固形エサはまだ早く、与えると消化不良を起こす原因にもなります。まだ胃腸がしっかり成長していないせいか、冷凍赤虫を好んで食べます。8cm以上なれば固形エサでも安心です。冷凍赤虫よりも固形エサの方がコスパが良いですが、成長するまで与えるのはやめた方が良いです。

ウーパールーパーの通信販売サイトhttps://www.dog.net/

上の画像はリューシーです。一番人気の一番オーソドックスな個体です。目の色は2種類あり、黒目の黒目と黒目の金環です。どちらかご希望する場合は値段が200円UPになりますが、受けすることができます。黒目の黒目の方が人気が高いです。その理由は目の部分で白目のところも黒いため、全体的に大きな黒目に見えるからです。

マーブルです。こちらも値段がいろいろあります。人気があるのが黄色っぽい、ラメの入っている個体です。血統によりそのような個体が生まれてくることがあります。良い色は数が少ないため、すぐに売り切れてしまいます。

上の画像もリューシーです。3~5cm前後ではまだまだ後ろ足が生えてきていません。この後ろ足が指まで生えてくるのにはあと少し時間がかかります。このサイズですとたとえ噛まれて欠けてしまっても2種間ほどで生えてきます。またこのサイズでしたら例えこの時期に手足が亡くなってしまっても再生するため大きくなったらわからなくなる思います。

よろしくお願いいたします。

2018ウーパールーパーの2~3cm一部販売開始

本日12月5日からリューシー、アルビノ、ブラックの3種類 2~3cm販売開始しました。ゴールデン、マーブルも数日で販売開始となります。1,2週間経てば今度は一番人気の3~5cmが販売開始となります。今期は各サイズを年中販売できるように努力したいと思います。https://www.dog.net/ 通販サイト

(他の色、サイズは用意出来次第、順次掲載、販売開始します)

よろしくお願いいたします。

上の画像は左からブラック、リューシー、マーブルです。このサイズの飼育にはブラインシュリンプが必要です。活きている餌を与えなくてはならなく、ウーパールーパーの管理よりも餌の管理の方が大変です。ブラインシュリンプエッグを塩水28℃に入れ、強めのエアーレーションで24時間かかります。しかし、手間がかかってもこのブラインシュリンプでないとうまう育ちません。ミジンコでも試しましたがエラをかじられたりして、ウーパールーパーの幼生にちょっかいを出しあまりよくありません。ブラインシュリンプ以外には刻んだ冷凍赤虫も食べます。動いていない冷凍赤虫への食いつきは良くないため、ブラインシュリンプを与えるべきだと思います。

今日のニュース「肥満を防ぐ遺伝子、マウスで発見 糖尿病予防に期待」

この頃というよりも10年ぐらい前から運動不足で、メタボ体系になってきました。お腹周りは90cmほどあります。肥満を防ぐ遺伝子はとても魅力的です。

私は、このニュースで”マウス”が気になりました。実験用、研究用のマウスは、個体差がほぼない近交系です。世界中の多くの研究場で、たくさんの研究者がヒトの遺伝子の働きを解明し、新薬や病気の治療法の開発するために熾烈な競争をしています。ここで使用されるのが近交系のマウスです。ヒトでは決してできない実験研究も、マウスであれば短期間で可能です。ヒトとマウスの遺伝子は90%以上が共通なため、マウスの研究はヒトにたいへん役立ちます。(一部抜粋)

近交系マウスとは、主に兄妹・姉弟同士の近親交配を20世代以上継続で得られた個体です。近親交配を20世代以上繰り返しているために、近交系の個体は0.01%のヘテロ接合の遺伝子しか持たないそうです。近交系は、特に実験動物において個体差を少なくするために用いられる。そのために、遺伝的にはほぼ同一の個体であるとみなすことができます。

実験で差を確認するのに、マウスの個体差で実験に差が出てしまうと正しい結果を導くことができません。実験の差を確認するために、マウスは同じ遺伝子でなければなりません。そのために累代を近親交配で重ね、遺伝子をほぼ同じにします。ウサギは大きすぎるので近親交配を20世代以上繰り返すのは遺伝子に異常をきたし、奇形が生まれてきます。

全く余談ですが実は近交系マウスと同じように、近交系ウーパールーパーも存在します。普通に販売はされていません。研究所間での取引ばかりです。この個体何しろ日本で流通している普通のウーパールーパーと比べて非常に弱いです。