ウーパールーパーと癌研究について(一部抜粋)

先月の26日、22日に11時間にもわたる舌癌の手術をした堀ちえみさんのブログが更新されました。2月22日放送の金スマに出演し、歌(リボン)っているのを見ました。22日といえば手術当日で感慨深いものがありました。
2011年1月末ごろに発表された研究内容です。今から8年も前なので、今は研究がもっと進んでいるのではないかと思います。研究は競争なので、成功しても発表されるまで時間がかかります。
イギリス ノッティンガム大学の研究者たちはこのほど、ガン細胞の活動を抑制する実験に成功したとのことです。この実験に大きく貢献したのが、何とウーパールーパーです。ウーパールーパーメスの卵子のエキスを使用し、ガン抑制遺伝子を復活させることで、様々なガン治療に必要な技術基盤を作ることができるそうです。健康な細胞が再生の途中で突然変異してガン細胞になります。この時にガン抑制遺伝子が働かなくなり、発生や進行します。発生などのブレーキの役割を果たしているのが、ガン抑制遺伝子です。イギリスの研究者たちが着目したのがウーパールーパーでした。実験では、いったんOFFになったガン抑制遺伝子にウーパールーパーメスの卵子のエキスを用いて、復活させることに成功したそうです。更に、ガンの進行を抑制し、60日後には進行の痕跡さえなくなったことが確認されたそうです。果たしてウーパールーパーは、人類の救世主となるのか?

ウーパールーパーはがんの研究だけでなく、再生医療の研究や、神経の伝達の研究など幅広く研究されています。特にウーパールーパーは再生能力がとても高いため注目されている生体です。ウーパールーパーの再生能力がなぜ高いのかは不明ですが、飼育者の一人として私もそれは感じています。ウーパールーパーはエサが不足するとすぐに共食いをします。大きくなっていれば問題ないですが、小さいサイズは噛まれると指だけでなく腕までもがかみ切られてしまいます。指ぐらいでしたらすぐに再生しますが、腕となりますとサイズにより時間がかかります。そして、その骨に筋肉の部分が徐々にくっついてきて全体的に伸びて来ます。骨と筋肉が伸び終わると今度は指先が徐々に伸びてきて、最後に指先が分かれます。これで再生が完了します。稀に骨が再生しない個体もいます。数万匹に1匹ぐらいだと思います。その場合は骨がないので筋肉、皮膚だけがゆらゆら動きます。泳ぐと後ろにもなびくのでわかります。不思議です。手足はすぐに再生しますが、サイズが多少大きくなると元の形には戻らない、再生しないときもあります。

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