水生昆虫のタガメも飼育しています

ウーパールーパー以外にも水生昆虫のタガメも飼育しています。当方、タガメにはとても詳しいと自負しています。

タガメ成体は、3月の暖かい日に冬眠開けします。この時に豊富な餌がないと、共食いしてすぐに数が減ってしまいます。メスよりもオスの方が小さいため、すぐにオスが犠牲になります。更にオスの生命力もメスよりも弱いため短命です。この3月にオスの数を減らしてしまうと繁殖には致命的になります。

3月から6月初めごろまで餌をたくさん食べます。1日1匹以上の小魚が必要です。メダカサイズでしたら1日5匹が必要です。餌をたくさん与えて栄養を十分に蓄えると繁殖が可能になります。個体により複数回可能です。6月中旬ごろから8月初旬ごろまでの2ヶ月間が産卵シーズンとなります。1匹のオスで複数のメスと交尾が可能です。オスは水面をたたきメスを呼び寄せ、水面から高さ15cmぐらいのところで交尾し、メスが産卵します。産卵した後はオスが卵を守りますが、何しろ力が弱いので、他のメスがこの卵を破壊し、このオスと交尾をしようとします。そのため、複数飼育で産卵しましたら、その飼育容器から卵を取り除き、他の容器で管理します。そのままにしておきますと、必ず他のメスが破壊します。他の容器に移した卵は霧吹きで2週間ほど管理してください。ふ化します。オスはまた別のメスと交尾し、メスが産卵します。1匹のメスで通常2,3回産卵、今までの最高は6回の産卵です。8月に入ると毎年オス死んでしまうため、全国的にオスが不足します。手に入らず大きなお腹のメスだけが全国的に残っている状況です。

卵は2週間ほどでふ化し、そこから35日の超スピードで羽化します。成虫になるのがとても早いです。余談ですが外国産カブトムシの2年とは雲泥の差です。成長スピードが速い分、エサも大量に必要になります。幼虫1匹に対して魚1匹です。毎日80~120匹の魚を用意しなければなりません。代用はいろいろ試しましたが、ダメでした。

興味がありましたら試してください。

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