上陸しそうなウーパールーパーの発見から7~10日も経てば、十分に上陸個体になっています。水中ではもう飼育することはでいませんので、湿っているミズゴケを敷き、その上で飼育することとなります。このウーパールーパーの上陸個体は餌がとても大変です。これが一番手間がかかります。根気よくピンセットで与えてください。ウーパールーパーが水中にいた時のように大口で食べ始めますが、徐々に学習して動きが小さくなり、捕食するようになります。最終的には上陸個体自身で捕食するようになります。餌は生きているコオロギを与えている飼育者が多いと思います。
こちらでウーパールーパー上陸個体を積極的に育てていないのは、飼育が大変で餌を維持、管理できないからです。上陸個体が出ると研究所に送ったり、販売したりして手元には残さないようにしています。イモリの飼育と同じです。
ウーパールーパー上陸個体を飼育するうえで必要な用具
飼育容器(蓋つき)
赤土玉(大粒以外)
ミズゴケ
温度計
霧吹き
エサ(生餌?)
まず、蓋つきの飼育容器に赤土玉を2cmほど敷きます。細目が一番良いと思いまいます。大粒ですとエサが土に入ってしまいます。その上に半分の面積でミズゴケを湿らせて載せます。5cm程度で大丈夫です。全体的に水を入れて赤土も湿らせます。温度計をいれれば飼育場の完成です。
エサを十分に与えて育ててください。上陸してから水中飼育になったと聞いたことがないので、上陸したままです。