大きくなったイエロー その1

ウーパールーパーイエローは、ゴールデンと同じです。こちらでは濃い色のゴールデンのご希望がとても多いため、区別するためにイエローと当方が名前を付けました。当方が管理するためにつけた玉枝ですが、今では自分自身が思っているよりも飼育者などに浸透してきたようです。

このイエローは繁殖に使用します。イエロー×イエロー同士の掛け合わせも濃い色が生まれてくるので、魅力的ですが、ここ数年は、イエロー×マーブルの掛け合わせに人気があります。理由は生まれてくるマーブルが少し変わっているからです。

上の画像も見てください。もっと良い、わかりやすい画像もありますが、探しきることができませんでした。申し訳ございません。エラの部分にラメが入っているのがわかるでしょうか。また、体色も少し薄く黄色っぽいです。画像がなくて大変申し訳ないのですが、エラ前部にラメが入り、体が黄色っぽいマーブル、黄色が入るために緑色が入るマーブルなど変わった、きれいな個体が生まれてきます。そのため、先にも書きましたがイエロー×マーブルの掛け合わせに人気があります。イエロー×マーブルから生まれてきたきれいなマーブルをまたイエローと掛け合わせるとどうなるのか調べたいです。数年に及ぶことですが、新たな名前で世に出せるかもしれません。余談ですが、イエロー×マーブルの掛け合わせで出た少し黄色いマーブルが某問屋さんから「グリーン」で一時期販売されていたこともあります。

ゴールデン(イエロー)は、他のリューシー、アルビノ、マーブル、ブラックと比べるとエサ食いが多く活発に動きます。餌食いが多いためか、他の個体にかみつくことが多いと思います。餌食いが多いため成長速度も他のリューシー、アルビノ、マーブル、ブラックと比べると早いです。こちらではこのゴールデン(イエロー)だけ、ある程度の大きさに生著すると別容器で飼育しています。

イエローは高いですがとても人気のある個体で、当方ではお申込みの多い個体です。恋黄色っぽい体色にラメが入っているのが特徴で、そのラメは横から見ると白くキラキラ光っているのできれいです。

イエローの黒目
ゴールデンの黒目は、別の日に記載しますが、ミューテーションでは存在します。ゴールデンの黒目の金環だけが存在し、ゴールデンの黒目の黒目はまだ見たこともありません。これを固定化しようとしている飼育者もいますが、うまくはいっていません。固定化されるととてもカッコいい個体になると思います。人気もありそうです。これができればイエローの黒目もできるのかもしれません。

ウーパールーパー上陸個体への変化、様子、管理方法

こちらはブラックのウーパールーパー上陸個体です。水で普通のウーパールーパーと同じように飼育すると死んでしまいます。エラがありませんので、この状態では肺呼吸しかできません。

ウーパールーパー上陸個体への変化、様子、管理方法

まず、普通にウーパールーパーを飼育していると、頻繁に水面から顔を出す個体がいることに気が付きます。普通に水面に顔を出すウーパールーパーは多数いますが、頻繁になると数が限られます。そのうちに水面に顔を出すのではなく、浮く状態で水面にたたずんでいます。驚いて潜るときもありますが、日数が経つにつれ潜らなくなり、最後に潜れなくなります。最低限この時までに、足の着く水深2cmぐらいの容器に移さないとおぼれて死んでしまいます。顔を頻繁に出すようになってから、容器に移すまでの日数はわずか3日ほどです。この3日で驚くべき進化をしています。そして、合計で7~10日後には上陸します。毎日毎日トカゲのように脱皮します。薄い皮が翌日漂っていますので取り除いてください。餌は不要です。溺れない、逃げ出さないように飼育してください。

毎日脱皮することで、ウーパールーパーの柔らかい肌から、ざらざらした筋肉質の固い肌触りになります。体全体は引き締まり、固くなります。頭は徐々に小さく、エラもどんどん小さくなり4日もすると焼失します。顔は細く、目もどんどん飛び出てきます。上の画像で目が出ている、エラがないなど確認できると思います。変化がとても早いです。1匹出ると複数出るので、発見して5日ぐらいは飼育容器内をよく確認した方がよいです。発見が遅れるとおぼれます。

ウーパールーパーイエローゴールデンの濃い黄色

ウーパールーパーのイエローとは、当方が勝手に命名した名前になります。ゴールデンをお申し込みのお客様の多くが「濃い色」「ラメが多い」個体をご希望になります。そのため、ゴールデンとは別にイエローを3倍近くの金額で設定しました。

イエローとは、ゴールデンの濃い色(ラメの多い個体)×ゴールデンの濃い色(ラメの多い個体)を掛けわせて出てきた、少数しかいないゴールデンの濃い色(ラメの多い個体)個体になります。数がとても少なく、ゴールデン100~300匹に1匹の割合となります。基準となる色はなく、あくまで独自の判断です。画像の個体がぎりぎりの色でこれよりも薄い色はゴールデンと販売しています。

ウーパールーパーイエローの親個体

親個体はとても高額ですが、これを他の色(リューシー、アルビノ、マーブル、ブラック)と掛け合わせて出た個体は色合いが面白いです。リューシーは多少黄色っぽい個体も数は少ないですが出ます。アルビノと掛け合わせるとクリーム色、黄色っぽいアルビノが生まれてきます。ブラックと掛け合わせると、ところどころに、特に頭部に黄色い斑点がつくことがあります。特に面白いのがマーブルです。ラメの入ったキラキラした個体、黄色が強いので緑色っぽく見える個体、体の一部(エラ)などが黄色っぽい個体などいろいろです。イエローは親になるまでに売れてしまう場合が多いので、数が少ないです。こちらでは色の濃い個体から販売しています。親になる個体は販売で余った個体なので、最上級に濃い色をお求めになる場合は小さいサイズをお勧めいたします。

親個体は次回掲載します。