ウーパールーパーの飼育環境(底砂、ソイルは?)

撮影用に個体を見やすくするために砂利を敷いてありますが、本来は敷かない方が良いと考えています。ウーパールーパーは餌を食べる場合に大きな口を開けて大量の水とともに餌を吸い込むので、その時に底砂も一緒に誤飲もしますし、飼育環境を管理する、掃除する上でもない方が手軽です。

入れるのでしたら飲み込みできない小石や大きな砂利、もしくはその逆に飲み込みしてもすぐに吐き出したり、排泄できる砂(細かいサンゴ砂やガーネットなど)をお勧めします。

一番使用を控えた方がよいのがソイルです。ソイルは軽くて、飲み込みしやすく、粒が砂よりも大きいため、ウーパールーパーのサイズによっては大変排出されにくいです。餌と間違えて飲み込んでしまい、出てこないといったブリーダーさんの話を時々聞きます。https://www.dog7.net/

ソイルとは何か。

ソイルとは砂利や砂とは違い、人工的に作成されたものです。主に黒色土を原料とし、熱や圧力をかけて特殊な製法で製造されたアクアリウム用の底砂です。黒色土に豊富に含まれる栄養素が水草の生長に効果を発揮するだけでなく、土そのものに含まれている栄養素が健康的な水草の生長を助けます。その他に、水のpH(ペーハー)や水の硬度を低下させる効果も期待できます。

ウーパールーパーのリューシー系のミューテーション

こちらの画像個体はリューシーのミューテーションになります。リューシーは「黒目の黒目」と「黒目の金環」がいますが、何となくミューテーションは黒目の金環が多いと思います。

このような白い肌に黒色のまだら柄は成長して大きくなるにつれて薄くなったり、消えたりすることもあるようです。ウーパールーパーの全身に黒いまだら模様が出ていたり、左右どちらか片側だけ、腹部のみ、尾のみなどいろいろあります。リューシーのミューテーションの種類はあまり多くありません。同じくアルビノ系のミューテーションも少なく、逆にマーブル系のミューテーションが多いです。人気があるのが、ゴールデン系、マーブル系、ブラック系のミューテーションです。

今後いろいろなミューテーションについて掲載、説明していきたいと思います。https://www.dog7.net/

今日から8月に入り、気温が一層高くなった気がします。ウーパールーパーにとって水温上昇は体調不良を招きます。水温は26℃以下、27℃で危険な水温帯になり、28℃以上でしたら、皮膚などに異常が発生する場合もありますので注意が必要です。初めて夏を経験なさる飼育者さんは苦労をすると思います。

高水温へは年々耐性ができていますので、今後は28、29℃で飼育できるような日が来るはずです。